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北朝鮮の政治闘争に騙されるな

■変幻自在の北朝鮮

 これまでの北朝鮮は核保有国を目指していた。北朝鮮は何度も核実験を行い、核保有国を国内外に宣伝した。だがトランプ大統領が北朝鮮に圧力を加えると、北朝鮮は非核化を目指していたかのように振舞い始める。すると北朝鮮は、非核化を武器に日米の圧力を批判するようになる。非核化を目指す北朝鮮は「善」で、圧力を加える日米は「悪」のような印象操作を行い始めている。

■武装闘争から政治闘争へ

 北朝鮮は相手国に戦争を売り付け、相手国に譲歩させる“瀬戸際外交”を行っている。戦争を売り付けられた国は、戦争回避を目的として譲歩する。だが相手国が怒って反撃すると瀬戸際外交の失敗。

 北朝鮮はトランプ大統領の強気に対応したが、これまでのアメリカ大統領とは異なる反応に困惑したようだ。北朝鮮がトランプ大統領に仕掛けた策が空振りに終わり、米中首脳会談が決まると北朝鮮の武装闘争が一気に終わった。すると北朝鮮は、平和的な印象を世界に振りまく政治闘争へ路線変更を行う。

■印象操作で立場を変更

 北朝鮮の平和的な印象は政治闘争であり、政治闘争でトランプ大統領の軍事的圧力に対抗している。北朝鮮はトランプ大統領の圧力に屈したように見えるが、北朝鮮は非核化を武器に立場を入れ替える策を行っている。

 北朝鮮が非核化を目指すように振る舞うと、日米の圧力は“暴力”になる。北朝鮮は平和的で、圧力を加える日米が悪の国だと印象操作が行われるようになった。これまでは核弾頭で世界を脅す北朝鮮が悪の国だったが、今度は圧力を加える日米が悪の国にされようとしている。

■騙されている韓国の青年層

 韓国側の報道では、金正恩の印象が劇的に変化していると伝えている。しかも20代の印象が良い様だ。韓国の離散家族世代は金正恩に否定的だが、若い世代には印象操作で肯定的になっていると思われる。

 1カ月ほどで韓国側の印象が劇的に変化しており、今後予定されている米朝首脳会談前に北朝鮮が有利な状況になった。これは北朝鮮が韓国を味方にしたことになり、韓国世論が反米に動く可能性を示唆している。

■韓国を盾に政治闘争

 北朝鮮は韓国を防御の盾として使い、米朝首脳会談に挑むのは明らか。北朝鮮が核弾頭を用いた武装闘争を捨て政治闘争に移行した。これでアメリカが既存の圧力と軍事的恫喝を行えば、印象が悪くなるのはアメリカになる。仮に米朝首脳会談が破断しても、トランプ大統領が北朝鮮を攻撃することは困難になるだろう。何故なら、韓国国民は北朝鮮への攻撃を許さない。

 見た目は良い人間に見えて穏健派。この印象で韓国を味方にすれば、核弾頭を捨てて丸腰になった金正恩は勇者であり平和を求める英雄になる。この印象を韓国が持てば、トランプ大統領は平和を否定する悪になる。

■連邦化する朝鮮半島

 北朝鮮が政治闘争に移行してから、韓国は急速に親北朝鮮になった。北朝鮮は韓国政府を用いてアメリカと外交し、さらに日本と外交を行っている。北朝鮮は韓国を中継して外交を行うことは、間接的に連邦制国家を行っている。

国家主権
外交二権:外交・軍事
国内三権:行政・立法・司法

 国家主権は外交二権と国内三権に区分され、外交二権は外国に譲渡可能。連邦制国家の場合は、国内三権を維持しながら外交二権を中心となる国に譲渡する。国内三権さえ持てば独立国家だから、外交二権を韓国が担当したことになる。

 見た目は韓国が連邦政府側になるが、中身は北朝鮮の傀儡。ならば北朝鮮と韓国はすでに連邦制へ歩んでいたことになる。

■見た目の平和に騙されるな

 北朝鮮は韓国を味方にしたことで韓国を盾にアメリカと挑めるようになっている。これらは政治闘争だから、トランプ大統領は容易には北朝鮮を攻撃できない。さらに在韓米軍が撤退すれば、アメリカの国防線を日本に置く。これはアメリカの戦場が朝鮮半島から日本に置かれたことを意味する。

 見た目は平和でも、日本の国防は戦場が前提になる。これは日本国民にも影響し、日本国民には悪夢の未来になる。これに日本が対応するには、自衛隊総兵力を50万人規模にしなければ対応できない。日本が対応に遅れると、それだけ国民を苦しめることになる。

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