ワシントン・タイムズ・ジャパン

非核化へ手詰まりの北朝鮮

高 永喆

 北朝鮮の非核化をめぐり楽観的な見方と悲観的な見方が交錯している。

 6月12日、金正恩国務委員長がクーデターと暗殺の危険を覚悟してシンガポールに行った目的は、命の保全と体制保証だった。結果的に、彼は命を保全し、戦争勃発の火種も一応、消し止めた。

 しかし、最大の焦点となる北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉は一向に進展していない。北側が求める終戦宣言と米国が求める北核施設廃棄日程提出の対等交換案が出ているが、現時点で実現可能性は乏しい。

 北朝鮮は9日の外務省報道官談話で、一部の米政府高官がトランプ大統領の意思に逆行して対北制裁圧迫騒動に血眼になっていると批判しつつ、米国が終戦宣言など信頼醸成を図らない限り、「非核化の進展は期待できない」とけん制した。だが、現在のような米朝間の膠着(こうちゃく)状態が続けば金委員長は次第に手詰まりにならざるを得ない。


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