ワシントン・タイムズ・ジャパン

一筋縄ではいかぬ北非核化

杉山 蕃

莫大な経費と時間必要 KEDOの失敗繰り返すな

元統幕議長 杉山 蕃

 華々しく実施された米朝首脳会談から1カ月半が過ぎた。その後の進展は目立ったものはなく、政治ショーにすぎなかったのではないかという見方も有力である。今回は非核化交渉の困難性とわが国の取るべき態度について私見を披露したい。

 非核化問題の前例として、1991年、ソ連崩壊後、核兵器が取り残された旧独立国家共同体(CIS)諸国のたどった非核化への道のりを見てみたい。核兵器が残された国はウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンであるが、最も大量の核兵器が残置されたのはウクライナであり、その状況を見てみたい。これら3カ国に残され、それぞれの国の保有物となった核兵器は、1000発を超える核弾頭、150基を超える大陸間弾道弾(ICBM)発射機、600発を超える核弾頭巡航ミサイル、そして地下サイロ等である。その数は極めて大きく今回の北朝鮮の比ではない。


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