«
»

「金メダル!」と美談で終わらせてはならない

女子スピードスケート500m決勝での出来事

 予想通り平昌オリンピックの運営が酷い。風が強すぎて競技が進まなかったり、極寒のジャンプ競技場に選手が取り残されたりと、お粗末極まりない運営が続いている。観るだけで不愉快な気持ちになるので、今回のオリンピックはニュース速報で済ませている。

 そして、不愉快だけで終わらせてはならない事態が生じてしまった。一部の地上波放送でも取り上げられたスピードスケート女子500mの小平奈緒選手のスタート問題だ。スピードスケートに限らず時間を争う競技は、通常「レディ」の掛け声から3秒程度の間を明けてスタートになる。スターターによって癖があるので、選手たちはそれも加味して、スタートのタイミングを計る。

 スターターは、それまで3.2秒から3.5秒程度の範囲でスタートの合図を出していた。ところが小平選手の時だけ極端に遅く4.3秒の間隔をあけた。これが過失なら無能すぎるし、故意ならばあまりに悪質だ。

 また、関係者によればスタート以外にも異音が聞こえたという。こんな状態で競技をやらされたら、普通の選手ならば金メダルどころかフライングで失格になってもおかしくない。

 スターターは、開催国の人間がその任につくのが通例である。だが、このような事態が起きるのであれば、その慣例は見直してもよいのではないだろうか。オリンピックに限らずスポーツにはフェアネス精神が基底にあるべきだが、組織ぐるみでドーピングを行う国があるなど、その実態はフェアネスとは程遠い。サッカーの審判の国籍選別のように、人はアンフェアであることを前提にスターターの選任も考え直す必要がある。

 日本ではセカンドキャリアが問題になるくらいにスポーツ選手はお金に恵まれないが、金メダルを取れば一生安泰な国もあるのだから、どんな汚い手を使ってでも金メダルが欲しい選手もいるだろう。

 銀メダルに終わった韓国選手と小平選手は健闘を称えあい韓国メディアでは美談となっているそうだ。日本でも極端に韓国よりのメディアは、不正あるいは重過失の疑いのある不審スタートを一切報道せず、韓国発の美談だけを放映している。
それは、いつものことなので驚きはしない。

 しかし、日本オリンピック委員会(JOC)は、これをタダで終わらせるべきではない。こんな時に抗議をしなければ、JOCの存在意義になど無に等しい。日本のスポーツ界は上下関係が前時代的で、選手団をエコノミーに座らせておいて、協会幹部だけがファーストクラスに乗るということが日常茶飯事に行われているという。

 スターターの国籍はどこか。なぜ、スタートが小平選手の時だけ不自然に遅れたのか。関係者が聞いたという異音は何か。誰がそれを出したのか。といった事項を明らかにするよう、国際オリンピック委員会(IOC)及び韓国に申し入れ、独自調査なども行うべきではないだろうか。彼らとて、昔、活躍したスポーツ選手というだけの無駄飯食いではないのだろうから。

32

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。