ワシントン・タイムズ・ジャパン

独における反イスラム言動

小林 宏晨

平和的共存を乱す危険

日本大学名誉教授 小林 宏晨

 人々は、その意見を自由に表明し、議論する場合にのみ、その政治意思を形成することができる。これこそが民主制の基盤である。しかし、他者を中傷し、かつ犯罪を呼び掛ける者は、制限を受けることになる。このことを最近のドイツを用例として検討しよう。

 ドイツでは、全ての民主諸国と同様に、誰もが自らの考えを発言し且つ書くことができるとされている。基本権としての言論の自由はドイツ基本法(憲法)第5条に、「各人は、言語、文書及び図画によって自らの意見を表明し、流布し、且つ一般的に近づくことのできる情報源から妨げられることなく知る権利を有する」と規定されている。つまり国家は、人々が自らの意見を表現する可能性が奪われないために必要な配慮を行わなければならないとされる。


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