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ウィーンフィルの野外コンサートーオーストリアから

 新型コロナの拡大のために5月に開催予定だったウィーンフィルの恒例の野外コンサートが18日夜、シェーンブルン宮殿庭園で開かれた。9月の野外コンサートは少々寒く、招かれたゲストにはちょっと辛かったかもしれない。

 今回のテーマはリーベ(愛)だった。指揮者はロシア人のヴァレリー・ゲルギエフ氏。プログラムによれば、リヒャルト・シュトラウス、ワーグナー、プッチーニ、オッフェンバック、ドクトルジバゴのテーマなど。アンコールに、ミュンヘンのテノール歌手ヨナス・カウフマンさんが『ウィーンわが夢の街』を情熱的に、情緒豊かに歌った。最後は、ウィーフィルがヨハン・シュトラウス2世作曲の『ウィーン気質』の演奏で締めくくると、ゲストの拍手はいつまでも鳴りやまなかった。

 ウィーンフィルの野外コンサートが無料で聴ける絶好の機会であり、例年ならば、観光客や地元のファンでシェーンブルン宮殿の庭園は大勢の人々でにぎわい、丘の上のグロリエットまでゲストで埋まる。しかし、今年は新型コロナの感染防止が優先され、招待されたゲストは少人数に限られた。幸い、オーストリア放送がライブ中継したので、多くの市民は自宅の居間で楽しむことができたわけだ。

 新型コロナの感染で多くの文化イベントや音楽会が中止されてきただけに、ウィーンフィルの野外コンサートは演奏する側と聴く側の心を例年になく一つとした感じがした。

(O)

(当記事のサムネイルはWikipediaから引用いたしました)

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