ワシントン・タイムズ・ジャパン

英労働党の反ユダヤ騒動

佐藤 唯行

政治姿勢変える党指導部 ユダヤ富豪ら失望し次々離党

獨協大学教授 佐藤 唯行

 3月26日、英国会議事堂前に1500人ものユダヤ人が集結。ヘブライ語で「もうたくさんだ」と記したプラカードを掲げ、党首コービンと労働党指導部の反ユダヤ的体質に抗議の気勢を上げたのだ。事の起こりは東ロンドンの旧ユダヤ人集住地区に描かれた反ユダヤ的壁画の除去問題だった。表現の自由を論拠にコービンが異議を唱えていた事実がデモの数日前に発覚したからだ。壁画はやせ細った貧者の背中の上に乗せられた卓上遊戯盤でユダヤ人銀行家たちがモノポリーゲームに興じているという画題で「搾取者としての否定的ユダヤ人像」に他ならなかった。

 4月2日、事態はさらに悪化した。ユダヤ教徒にとっては抑圧からの解放を祝う聖なる祭り、「過ぎ越しの祭り」を茶化すためのばか騒ぎにコービンが参加したからであった。主催したのはイスラエルを「処理せねばならぬ沸き立つ大量の汚水」と批判する極左集団であった。


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