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独連邦軍の戦略的予測2040、最悪シナリオはEU崩壊

小林 宏晨

多極間競争や二極化再現も

日本大学名誉教授 小林 宏晨

 ドイツ・シュピーゲル誌第45号(2017年11月4日)によれば、ドイツ連邦軍の研究グループは、連邦軍誕生以来初めて40年までの社会的・政治的傾向がなかんずくドイツに与え得る影響について検討し、その成果が17年2月末、軍のトップに報告されたが、その内容は機密事項と位置付けられ、公表されなかった。以下、断片的ではあるが、シュピーゲル誌の公表内容を検討しよう。

 国防省企画班作成の秘密文書「戦略的予測2040」は、あらゆる点からして注目に値する。通常この種の公文書は、ドイツの安全にとって見通し得ない帰結を伴った欧州連合(EU)の崩壊の可能性を記述し、しかも同時に数年(もしくは十数年)中に展開されるべき具体的装備計画を伴った連邦軍の対応を記述すべきであるが、これがいまだ見られない。


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