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    安東 幹
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    浅野 和生
    浅野 和生
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    筆坂 秀世
    筆坂 秀世
    元日本共産党書記局長代行
    早川 忠孝
    早川 忠孝
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    細川 珠生
    細川 珠生
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    花渡川 淳
    花渡川 淳
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    森口 朗
    森口 朗
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    中村 仁
    中村 仁
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    中村 幸嗣
    中村 幸嗣
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    西田 健次郎
    西田 健次郎
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    櫻田 淳
    櫻田 淳
    東洋学園大学教授
    土屋 たかゆき
    土屋 たかゆ...
    前東京都議会議員

    日本の教育とオランダの教育

     10月末から11月の1週目にかけてデンマークとオランダを視察してきました。
     農業・エネルギー政策、働き方、スタートアップなども視察項目でしたがメインはやはり教育でした。
     デンマークの報告は前回まとめたので、今日はオランダの教育についてまとめていきたいと思います。

    【吹田夢☆志団の舞台公演】

     その前に、日本における我々の教育の実践について。
     11月11日12日には、吹田夢☆志団の舞台公演「天より下され候」が無事に幕を閉じました。

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     こちらの舞台は、沖縄で平田大一さんらがプロデュースしてつくられた「現代版組踊」と称される、沖縄県うるま市の中高生による舞台「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」をお手本に、2010年から吹田で行っている子供たちの舞台です。

     平田さんも教育目的で舞台をつくられており、その実践を見せていただいた私は感動し、是非同じような教育の場を吹田にも作りたいと考えて、平田さんにもご協力いただき、立ち上げた活動です。
     8年間の活動には紆余曲折もあり、一時は存続が難しいのではないかという時期もありましたが、役員や保護者の皆さんの協力、そして子供たちの頑張りで今年も良い舞台をつくることができました。

     我々が舞台づくりを通して子供たちに学んで欲しいことは、異年齢間の助け合い、チームワーク、タイムマネージメントを含む自立した行動、コミュニケーション能力、一人の人間としての責任感などです。
    そして、舞台のテーマには、立派に人生を生き抜いた先人の生き様を選ぶようにしていて、先人への感謝、地域や日本への誇りも自然に身につけて欲しいと考えてやってきました。

     今年の舞台では地元大阪の「大塩平八郎」をテーマに選んでおり、彼が何故「乱」を起こしたのか、命を懸けてまで成し遂げようとしたのは何だったのか、について、時代背景も含めて学ぶ機会になればと思い、脚本を書いていただきました。

    IMG_3075

     今回は直前のご案内でしたが、500名ほどの皆さんに会場に足を運んでいただき、舞台を盛り上げていただきました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
     今年は高校3年生の二人が中心になってチームを引っ張ってくれ、自分たちで考え、自立した活動をしてくれました。

     活動を始める前に私が描いていたものにかなり近い教育の場が出来上がろうとしています。それは大人から教えてもらうのではなく、自分たちで目標を持って考え、努力し、仲間と協力しながら、お互いを高め合っていく環境です。
     保護者や先生はそれができる環境をつくっていけばいいのであって、何かを子供たちに教え込むというスタイルは取っていません。

     子供たちの成長を見ていて感じるのは、子供の可能性は無限で、やれば何でもできるということ、それと我々日本人はチームで物事を進めていくのに向いているなということです。
     今後もこのような吹田夢☆志団の活動を応援していきますし、より多くの方々に関わってもらいたいと思います。参加したい人や子供たちを応援したい方がいれば是非神谷までご連絡ください。我々大人も子供たちから教わることがたくさんあります。

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    【オランダの教育】

     では、本題のオランダ視察の報告を!
     まず、4日間の視察の概要はこちらにまとめているので、さっとお読みください。

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    欧州視察 その6 オランダ①
    https://ameblo.jp/jinkamiya/entry-12324395422.html
    欧州視察 その7 オランダ②
    https://ameblo.jp/jinkamiya/entry-12324716931.html
    欧州視察 その8 オランダ③
    https://ameblo.jp/jinkamiya/entry-12325132288.html
    欧州視察 ファイナル オランダ④
    https://ameblo.jp/jinkamiya/entry-12325277526.html

     メインの教育については2日目、3日目の視察で学んだので、そちらにもまとめましたが、今回コーディネーターを務めてくださった仲本かなさんからお聞きした教育についての補足事項をお伝えしたいと思います。

     最初に、オランダの小学校教育についてポイントをあげると、
     ・小学校は4歳の誕生日から(入学式などはない)12歳までの8年間
     ・クラスは25~30人
     ・基本的に宿題などはない(中学校ではある)
     ・教科書やノート、文房具などもすべて学校で用意され、子供たちはお弁当だけ持っていく
     ・フルタイムで働く先生は少なく、学級担任も二人の先生で分担する

     といったことになります。

     そして何よりもオランダの教育は多様で、シュタイナー、モンテッソーリ、イエナプラン、ダルトン、多重知性論、美術重視、各宗教など様々な教育プランがあり、それらが組み合わさってカリキュラムができています。

     そして保護者は自分たちがよしとする教育を選んで子供に学ばせることができ、教育はすべて無料です。

     さらに、小学校教育が一番重要なのは、12歳までの間に先生たちの見立てによって子供の進路が決まることです。8年間の小学校の上には6年、5年、4年の中高教育があり、その先には研究大学、応用大学、職業訓練校が用意されていますが、どのコースに行くかは12歳までの子供の適性を見て先生が決めていくのです。

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     スイスなどでも同じシステムでした。日本の偏差値重視、学歴重視の教育に洗脳されている我々からすると「小学校の間で子供の進路を決めてしまうなんて、、、」と思いがちですが、あくまでこれは適性を見るのであって、将来子供の意思でもっと勉強をしたければ、将来の進路変更は可能なのです。小学校では宿題もないので当然テストの点数を上げるための塾などもありません。子供は午後3時までしかない学校で学び、その学習姿勢などを先生が見て判断していきます。
     また、日本のように学歴を高めたから安定した高収入の仕事に就けるということもなく、職業校に行く子供らにも高収入を得る道はちゃんと開かれているとのことです。

     かつては日本もこうした複線型の教育をしていたようですが、今はすっかり単線型になってしまいました。
     受験至上主義で教育費がかさみ、塾ばかりが儲かる日本の教育より、オランダの方が随分合理的で子供たちにも余裕ができる気がしますが、皆さんはいかがお感じですか?

     もう一つ日本の教育と大きく違う点について。
     それはオランダの先生の教え方です。
     日本で一般的な教え方は、先生が知っていることや方法を教える『ティーチング』ですが、オランダの先生方は、子供に考えさせ、自己肯定感を高める『コーチング』を重視します。
     授業をいくつか見せてもらいましたが、子供たちはそれぞれの進度に合わせて勉強しているのが印象的でした。先生が話しているのにヘッドフォンをつけてドリルをやっている子がいるんですから驚きです。しかし、それができるのは先生方がコーチングスキルを磨いて、個別対応できるからなんですね。

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     先生方は、何を教えるか、どんな課題を与えるか、どんな順序や形式で進めるかに重点をおいて授業を組み立てていくようです。

     そんなオランダの教育の目指すものは、
     ・学ぶことの楽しさや探究心を育てる
     ・自分で考え、計画して、取り組む姿勢を育てる
     ・試行錯誤を繰り返して、失敗や困難に立ち向かう意欲を育てる
     ・自己肯定感を与える

     ということです。

     やりがいのある仕事を見つけ、自分で計画や売り上げを立て、トラブルを乗り越え、仕事への満足感を得ていくということで、大人になったときに、自分で考えて働いていくための力を養っているのだと感じました。

     日本の教育に欠けているところはやはりここではないでしょうか。日本人は与えられた仕事をきっちりやり遂げることは得意だと思います。しかし、自分で仕事を見つけて内発的動機でどんどん進めていける人はものすごく少ないように感じます。なぜなら教育の過程でそのトレーニングができていないからだと思うのです。

     実は私は自分でやることを決めて動くのが得意です。この力は学校の勉強をせず、生徒会や部活、ボランティア活動をやりながら身に着けたもので、学校の点数では測ってもらえませんが、今の私を支える大きな力になっています。

     オランダの教育目的を教えてもらい、改めて日本の教育課題がより鮮明になった気がしました。もうすぐ日本もセンター試験はなくなるようですが、受験至上主義の教育はなかなか方向転換できないのではないでしょうか。

     まず、国の官僚は先輩が作り上げた制度をそう簡単に変えられません。また、ゆとり教育もそうでしたが、方針を変えても生徒をリードできる人材が教育の現場にいなければ方向転換は難しいでしょう。
     オランダのようなスタイルは、どうしても子供の個性に合わせた教育になりますから、多数のオプションを持っていないといけませんし、子供に裁量を与えるので、育成する側の我慢や寛容な姿勢が必要で、日本にそんなことができる先生が多くいるとは感じていません。

     では、オランダではどういった教員養成をしているかというと、従来は

     ①理論や知識を学び → ②理解し → ③筆記試験 で能力を測る
     という日本と同じような育成だったそうですが、現在では①、②以降で
     ③教育現場における理論や技能の実践
     ④実践の成功例をポートフォリオに記録し
     ⑤評価者が評価する

     という方法に改めたそうです。

     ポートフォリオを作る過程で、教員志望者は、教育理念やティーチングスキル、自己分析などを何度も見直すことになり、それが自分を含む「人」を成長させる力の習得に結び付くと考えられているようです。
     私もそうでしたが、数週間の教育実習程度では、表面的なことをやるのが精いっぱいで、あとはペーパーテストに受かれば先生として教壇にたてる日本のシステムは簡易すぎるのかもしれませんね。

     オランダの教員養成が目指すものは以下の3点だと聞きました。

     ①考える力(主体性、省察力、行動力)を身に着ける
     ②自己成長できる教師としての自信を持たせる
     ③子供が自己成長できるような指導能力を身に着けさせる

     教育の出口に受験のないオランダだからできることだと言えばそれまでですが、日本も見習えるところは見習って、制度を早々に見直していくべきではないかと感じました。

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    【視察を振り返って】

     今回オランダの教育に注目して視察をする動機となったのは、日本の教育を諦めて子供の教育のためにオランダなどの外国に移住する方々と知り合い、意見交換をしたことでした。仕事や住む国を変えてまで、子供のために動ける親御さんはすごいなあと思う反面、日本人として悔しい気持ちも持ちました。
     私も2年ほどですが教壇に立っていましたし、政治の世界に進んでからもずっと教育を考えてきたので、日本のスタンダードな教育の問題点はよくわかっています。しかし、だからと言って海外に行ってしまっては、日本語能力も十分には身につかないでしょうし、日本人としてのアイデンティティーも弱くなります。せっかく日本に生まれたのにそれは余りにもったいない。

     ですから何とか日本で質の高い教育の場を作りたいですし、子供たちの世代の意識が変わる仕組みを作りたいのです。今の制度のままでは、日本人としての魂に火がつかない不完全燃焼の状態で生きていかねばなりませんから、みんな不幸になると感じています。
     今回、オランダとデンマークに視察に行って、私の考えているビジョンに確信が持てました。今後は日本で形をつくって見せていくことにより力を入れたいと思います。

     日本では「教育の無償化」などが議論されていますが、上記に書いたような視点で見ると全く本質を外していると感じます。

     お金がかかるかどうかとか、保育所が十分にあるかどうかの議論は二の次のはずで、子供たちにどんな力をつけさせる必要があり、そのためにより良い環境を作るにはどう社会設計をしていけばいいかを議論せねばならないのに、ベクトルが子供ではなく、親の方に向いています。その背景には政治的な思惑があり、国民の政府への不信があって、どの議論を見ていても悲しくなるというのが本音です。

     教育をビジネスにしようという発想がそもそもの間違いであり、教育は国家100年の計であるという共通認識で、本質的な議論をしていかないと、今の方向で保育所や高等教育を無償化しても何も変わらないと海外を視察して強く感じました。

    【まずは大人の意識から】

     前回のデンマーク視察の報告でも書きましたが、私は仲間と子供の学び場をより大きなスケールで作りたいと計画を立てています。
     しかし、その前に子供の親の世代の意識から変えていかないと、子供だけに教えても効果が薄いことが分かっているので、
     来年一月から「イシキカイカク大学」という学び場をつくって、まず大人の皆さんに意識を変えてもらいたいと考えています。
     政治、経済、教育、インテリジェンスといったテーマから精神世界の話に至るまで、たくさんの情報を皆さんに得てもらい自分の頭で今の「世界のしくみ」を考えてもらいたいと思っています。

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     12月には、3回機会を設けて皆さんにその思いや構想、具体的な内容をお話したいと思いますので、是非どこかの機会にご参加ください。
    12月8日(金)イシキカイカク大学 開講記念リレー講演会@東京
    https://www.gstrategy.jp/event.php?itemid=1793
    12月16日(土)~17日(日)神話を体感する会@伊勢
    https://www.gstrategy.jp/event.php?itemid=1693
    12月23日(土)イシキカイカク大学 開講記念講演会@大阪
    https://www.gstrategy.jp/event.php?itemid=1792

     特に直接お話を聞いていただきたいのは、30~40代、私と同世代で子供の将来を考え、親としてどんな背中を子供たちに見せていけばいいのかを模索しておられる皆さんです。
     私も今年、家庭を持ち、我が事として待ったなしで考えています。
     どうか一緒に考えて、一緒に行動する仲間になってもらいたいと思います。


    「神谷宗幣Webサイトブログ」より転載
    http://www.kamiyasohei.jp/blog/

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