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「中国ウィルス」、「中国共産党の責任追及」に進んでいくトランプ政権

アンソニー・トゥー(杜祖健)先生と独占対談

 1ヵ月以上前から予測はしていたが、東京五輪の延期が決まった。しかも、中国発の新型コロナウイルスの「世界的大流行(パンデミック)」が止まらない。世界保健機関(WHO)によると、3月29日の時点で、全世界の感染者は57万5000人を超え、死者も2万6600人を突破した。日本でも、東京や大阪など都市部で「爆発的患者急増(オーバーシュート)」の危険性が高まり、安倍晋三首相による「緊急事態宣言」の発令が近づいている。

 さて、私は3月上旬、米国から来日していたコロラド州立大学名誉教授、アンソニー・トゥー(杜祖健)先生*と、ネットTV「林原チャンネル」にて日本で唯一、独占インタビューを行った。現役時代は、毒性学や生物兵器・化学兵器の世界的権威だった。

林原チャンネル出演時の様子。 (林原チャンネルより引用)

林原チャンネル出演時の様子。
(林原チャンネルより引用)

*アンソニー・トゥー(杜祖健)
杜 祖健(と そけん、1930年 – )はアメリカの化学者。コロラド州立大学(英語版)名誉教授、元千葉科学大学教授。英語名アンソニー・トゥー(Anthony Tu)。
毒性学および生物兵器・化学兵器の専門家として知られ、松本サリン事件解明のきっかけを作った。趣味はピアノ演奏。日本領有時代の台湾で教育を受けている関係で、流暢な日本語を話す。
Wikiペディアより引用
https://bit.ly/3dAGUM5

 日本時代の台湾(台北市)で1930年に生まれ、日本語も達者なトゥー先生は、コブラや海ヘビなど天然毒素の研究が専門で、コロラド州立大学理学部で教授だった80年代には、毒物のデータベース作成などで米国政府に選ばれ、協力した実績を持っている。

 さらに、90年代のオウム真理教による一連のサリン事件では、日本の警察当局からの依頼で、サリンの分析方法を指導した功績などから、2009年に旭日中綬章を受章された。オウムの死刑囚の中川智正とは、死刑が執行されるまで刑務所で15回面会し、オウムがいかに化学兵器をつくるに至ったかをまとめた本も上梓している。
そのトゥー先生にまず、日本の政界もマスメディアも議論をタブー視している「新型コロナウイルスが天然なのか人工なのか?」について尋ねた。
トゥー先生は、淡々とこう語った。

 「1つの説として、『SARS(重症急性呼吸器症候群)のウイルスに手を加えたのではないか』という論文が出ています。新型コロナウイルスはSARSと近いウイルスですが、分子に明らかに4つの違いがあります。これは、自然に起きる類ではありません。すなわち、人工的に改良されたということでしょう」
また、米国ではSARSが発生して以来、動物から人間に移る感染症が重視されていること、新型コロナウイルスは潜伏期間にも感染するという点でこれまでと違うこと、また、シンガポールなどでも感染者がいることから、気温が上がればウイルスが自然に消えるかどうかわからないことなども、解説してくださった。

 「武漢市の漢口はかつてから毒物研究のメッカ」だったと語るトゥー先生は、さらにこう続けた。
「間接的な証拠から、武漢のウイルス研究所から漏れたというのが最も適当な説明でしょう」
その補足として、1979年に旧ソ連・スヴェルドロフスクの生物兵器研究施設から炭疽菌が漏れ、近隣にたくさんの死者が出た事例を挙げた。「ソ連崩壊後の調査で判明したのは、生物兵器研究施設の空調のパイプが詰まったため、意図しない形で外に炭疽菌が漏れた」ということだったそうだ。

 武漢には何ヵ所かの病毒研究所、そして疾病予防管理センターがあり、動物を使った実験を行っていたことから「実験動物を殺処分せず、研究員か業者が転売したことで漏れた可能性もあり得る」と語った。
中国外務省の耿爽報道官は2月20日、ウイルスが病毒研究所から流出した可能性を指摘した一部の報道について、「荒唐無稽で無知だ」と否定し「科学的根拠が全くない」と主張した。それに対して、トゥー先生は、「中国当局が否定するのは、事実だからでしょう」と笑った。
そもそも、「武漢の海鮮卸売市場が感染源。コウモリを食べた人から感染した」と中国当局は早々に発表し、さらには、コウモリを美味しそうに食べる中国人女子の写真を世界に拡散した。これは「武漢P4研究室」他、武漢の病毒研究所がフォーカスされないよう、嘘を拡散する‶目くらまし戦法〟だったのか?

中国ウイルスと連発

 中国外務省の趙立堅報道官は3月12日、「米軍が(湖北省)武漢市に今回のウイルスを持ち込んだのかもしれない。米国はわれわれに説明すべきだ」とツイッターに書き込んだ。
中国の挑発的な‶責任転換〟発言に対して、ドナルド・トランプ大統領が翌日13日、ホワイトハウスで国家非常事態を宣言した記者会見で、「習氏と私は、ウイルスがどこから来たのかを知っている」と語り、周囲の笑いを誘った。余裕のカウンターアタック(反撃)とみられる。これは「天然のウイルスではない」ことを「米中双方が知っている」と言っているようにも聞こえる。

 さらに、トランプ大統領は記者会見で、「Chinese Virus(中国ウイルス)」と連発し、中国共産党の隠蔽と情報操作への対抗姿勢を明確にした。ちなみに、世界の反中国共産党系メディアは「中国ウイルスもしくは、中共ウイルスと呼ぶべきだ」と唱えている。
米下院は3月24日、中国当局の新型コロナウイルスへの初動対応の誤りで、世界に感染拡大させたことを非難する決議案を超党派で提出した。上院も同日、共和党のジョシュ・ホーリー上院議員が中心となり、中国当局が発信する「ウイルス米起源説」の噂を非難し、中国共産党が集団発生(アウトブレイク)を隠蔽した国際調査を開始し、世界各国への補償を求める法案を提出した。

 その翌日、マイク・ポンペオ国務長官は主要7カ国(G7)外相のビデオ会談後、ワシントンの国務省本部で記者会見を行い、こう述べた。

 「中国ウイルスの流行が明らかに示したが、中国共産党はわれわれの健康と生活様式に深刻な脅威をもたらした」「すべての国、国連及びその他の国際機関に対して、中国共産党の悪意と権威主義の脅威から守るために協力するよう要請する」 「この危機を解決し、経済復興の足掛かりをつけた時、世界は何による責任で起きたことなのかを評価することになる」

 トランプ政権は徹底的に、「中国共産党の責任追及」に進んでいく構えだ。

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