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  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
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  • 乾 一宇
    乾 一宇
    元防衛研究所研究室長
    茅原 郁生
    茅原 郁生
    中国安全保障
    濱口 和久
    濱口 和久
    防衛レーダー
    高永喆
    高永喆
    拓殖大学客員研究員
    新田 容子
    新田 容子
    サイバー安全保障
    岡田 真理
    岡田 真理
    フリーライター
    杉山 蕃
    杉山 蕃
    元統幕議長
    竹田 五郎
    竹田 五郎
    元統幕議長
    田村 重信
    田村 重信
    元自民党政務調査会審議役
    吉川 圭一
    吉川 圭一
    グローバル・イッシューズ総合研究所代表

    中国共産党は新型肺炎に敗北した

    ■新型肺炎の感染拡大

     中国湖北省武漢を発生源とする新型肺炎は感染拡大を続けた。その結果、2月9日の段階で感染者数は3万7000人を超え、死亡者数は800人を超えた。新型肺炎の感染拡大は中国全土に及び、中国に安全な空間は消え失せた。

     陸路で中国と国境を接するロシア・北朝鮮は国境を封鎖。カザフスタンは中国人の入国制限を行い、自国への新型肺炎侵入を阻止。武漢市は新型肺炎専門病院を10日間で完成させたが、決め手にかける新型肺炎対策に終わっている。

    ■新型肺炎が中国の支配者

     中国共産党は1949年から中国の支配者になった。だが2020年2月から、新型肺炎が中国共産党に代わり中国を支配している。新型肺炎は人民に姿を見せず忍び寄り、感染して地獄へと導いている。これを武装警察・人民解放軍すら阻止することは出来ない。中国共産党は、姿が見えぬ新型肺炎に中国を奪われ続けた。

    ソース:Mapping the Coronavirus Outbreak Across the World
    https://www.bloomberg.com/graphics/2020-wuhan-novel-coronavirus-outbreak/?fbclid=IwAR06g_Z-XSz78zdudomFAIdSl5O1486YcxFqXq2cZWhYYASNeLcj4MvjjtQ

     2月7日になると、浙江省、広東省の感染者数は1000人を超えた。これで武漢に次ぐ危険地帯になる。次に危険なのは河南省。この省も間もなく感染者数が1000人を超える。だが中国共産党は新型肺炎に挑んでも、国土を奪還することが出来ない。何故なら、新型肺炎に友好なワクチンがなく、対処療法しかないからだ。

    ■移動阻止を怠った中国共産党

     ワクチンがない時の疫病対策は、基本的に封じ込め。基本的には、初期段階で武漢を完全封鎖すべきだった。だが中国共産党は甘く見ていた。武漢封鎖の日時を指定したことで、封鎖される前に武漢市民の約半分、500万人が脱出。さらに春節の移動を止めなかったことで、新型肺炎を中国全土に移動させた。

     新型肺炎は増殖するので、1人でも感染者がいれば、複数の人間に感染させる。中国共産党は、人間の移動を減少させれば感染も縮小すると思い込んだのだ。敵は増殖する。これを理解しない移動制限で、感染者は中国全土に移動。その後、現地で感染者を増やした。

     敵である新型肺炎は、自分では移動できない。代わりに宿主に感染し、宿主の移動を待つ。だから新型肺炎対策は、人間の移動を完全に停止させることが有効。このため、武漢を完全封鎖し、春節の移動も禁止すれば感染拡大を止められた。

    ■中国脱出を選ぶ人民

     武漢が封鎖された後も、武漢市民は世界各地に移動。フィンランド、イタリア、ドバイなどに移動し、完全な封鎖ではないことを世界に示した。さらに新型肺炎感染者だったことで、世界をパンデミック(世界規模の流行)に導く危険な行為を行った。

     しかし新型肺炎に感染していない人民は、本国に帰国することを望んでいない様だ。バリ島で足止めされていた中国人3000人は、現地の中国領事館がチャーター機を用意しても、多くが帰国していない。

    バリ島に足止めの中国人、休暇の延長喜び大半が帰国便に乗らず
    https://www.afpbb.com/articles/-/3267437

     彼らは休暇の延長を喜んでいない。新型肺炎に汚染された母国から脱出出来たことを喜んでいるのだ。閉鎖された都市に戻れば死ぬかもしれない。帰国すれば日々の生活に苦しむ。ならば脱出の成功を喜ぶのでは。

    ■中国共産党の責任転換の準備

     中国メディアの澎湃は、上海市民政局の曽群副局長が2月8日、エアロゾル(空気中に浮遊する微粒子)感染を主張したと伝えた。私は中国が、エアロゾル形態で感染することを公言したことに疑問を持つ。これは中国共産党に誘導されていると思うべきだ。大量感染の原因をエアロゾル感染にすり替えれば、新型肺炎対策批判を回避可能。これは英米の報告を待つべきだ。

    中国共産党:「新型肺炎の感染拡大はエアロゾル形態になったことが原因。だから中国共産党に責任はない。悪いのは変異した新型肺炎だ!」

     これを言うための、エアロゾル形態感染説なのでは? 納得すれば中国共産党が喜ぶ。何故なら封じ込めが基本対策なので、都市封鎖と移動禁止が遅れたことが原因。だから責任は中国共産党にある。

    ■パンデミック阻止

     新型肺炎は中国の支配者になった。次に新型肺炎が狙うのは世界。成功すればパンデミックになり、新型肺炎が世界を支配する。この対策は中国封鎖。中国との国境を封鎖し、人間の移動を完全に遮断する。これで新型肺炎感染者を全員、中国に封じ込める。

     陸路・空路・海路を完全に遮断すれば、新型肺炎感染者は中国から出ることは出来ない。これは各国が協力し、軍隊を用いた完全な封鎖が求められる。仮に大型船を用いた脱出であれば、与那国島は新型肺炎感染者が逃げ込む可能性がある。その場合は、撃沈して上陸阻止する必要がある。だから政治家と国民は、これを覚悟すべきだ。

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