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世界を揺るがす中国人スパイ活動「告発」を暴露する!《香港編》

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

 11月23日、豪州のマスメディアは中国共産党の工作員である中国人男性を取材して工作活動の闇を暴いたことで、世界各国のメディアが震撼しました。ではこの男性は、一体何者なのか。何を「内部告発」したのか。これらについて今回のコラムで紹介したいと思います。

 男性の名前は王立強(27)。スパイとしてはかなり若手です。彼は中国共産党が世界各国に派遣した工作員の名簿を管理する役割を担っていました。

 今年10月に、王氏は偽造の韓国パスポートを所持してオーストラリアに入国。元々オーストラリアでスパイ工作をする予定でしたが、彼は何らかの理由で、突如中国政府から命を狙われていることを知り、オーストラリアの国家安全情報機関(ASIO)に「私はスパイ工作に関わっていました。もし中国に送還されたら監禁されるかもしれません。オーストラリアに保護を求めます」と告白し、豪州政府に政治難民として亡命申請をしました。

 するとオーストラリアの「The Age」「The Sydney Morning Herald」など各主要メディアが重大ニュースとして報道しました。

 王氏は中国福建省の出身で、中国政府が設立した「中国創新投資有限公司」に就職しました。王氏の証言によると、この会社は一般民間企業になりすまし、実際は中国政府が運営してる「スパイ工作活動のための最前線組織」。社長の「向心」氏(偽名)は中国国家情報機関の幹部。しかも香港で上場して、香港にも支社が設立されています。

 記者は香港の株取引センターの登録企業情報から「中国創新投資有限公司」の業務について調べると、「軍用バッテリー、新型軍用照明製品、野戦装備の素材、軍用の省エネルギー端末」など人民解放軍のための兵器の製造と販売を関わる企業と判明しました。

 以下がオーストラリアのマスメディアが王氏にインタビューしてまとめた情報です。

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 私は現在進行中の香港の「反送中」民主派運動にも内部の工作活動していました。「中国創新投資有限公司」の香港支社は香港に拠点があり、私はこの会社の一般社員になりすまし、「連絡係り」として工作活動をしていました。香港に設置されてる複数の中国政府の工作機関と「中国創新投資有限公司」の間の情報共有を担当し、香港独立運動を支持する人をマークし、その人たちの名簿作成を担当していました。そして北京政府に報告しました。

 私は主に香港の複数の大学に出没し、「中国創新投資有限公司」からの活動資金をバラ撒き、そのカネは、香港各大学の学生会、学生組織までに浸透していました。香港に留学する中国人学生へ「奨学金」名目で、実は「中国創新投資有限公司」傘下の「中国科技教育基金」組織が毎年、中国人留学生に5億元(約77億円)もの奨学金を提供し、大量の中国人留学生を香港の各大学に入学させ、さらに中国人留学生らを金銭的に誘惑して様々な場所でスパイとして養成していました。

 それ以外に、「香港観光支援補助金」という名目で、

・大量の中国人観光客を香港に誘致、
・「香港人」になりすまし親中派の政党を応援するメディアに対し中国政府寄りの発言をする、
・香港人デモ隊を暴行する、
・デモ隊になりすまし放火、器物損壊など、世論誘導する、等々

 上記のことを実行すれば、「日当」が貰えます。

 王氏の証言によれば、今まで香港で「過激派」が起こした様々な現象は中国共産党が資金源になった工作活動だったことを証明しています。

 香港ではすでに中国政府による監視情報ネットが構築されていて、香港人および香港にいる外国人の言動がすべて監視されています。また香港を拠点にして諸外国の情報を収集しています。すべての工作活動は「中国創新投資有限公司」がまとめて、北京政府に定期的に報告しないといけません。例えば、香港の某テレビ局の上層部は、実は中国中央軍事委員会の参謀部の人員です。そして「中国創新投資有限公司」の社長「向心」氏がテレビ局に直接に命じることになります。

 その他に、香港にある法輪功の活動と香港独立勢力を弾圧する任務が任されました。そのテレビ局は毎年、北京政府から5千万人民元(約7.7億円)の工作資金を貰ってます。

「中国創新投資有限公司」設立当初

・世界各国の軍事情報の収集
・世界の先進的兵器の取引
・軍事技術を窃盗

 以上がその目的でした。つまり、海外の宇宙技術、兵器、ミサイル分野の技術情報を盗み、中国政府に提供するわけです。

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 以上が王氏証言の要旨です。

 王氏証言の情報量があまりにも多いため、次回記事(12月20日掲載予定)に分けて2回で掲載します。今回は主に《香港》での工作について紹介しました。

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