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中国の国防白書の取り扱い方

茅原 郁生

「必ず台湾を統一」と強調 強権政治のプロパガンダ手段

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国は本年7月に4年ぶりに「国防白書」を発行した。その事実は既にメディアで伝えられているが、国営通信社・新華社による解説記事(月刊「中国情勢」8月号)を得て、その強調点や注目点を紹介しておきたい。

 周知のように中国軍事問題に関しては厚いベールに包まれており、「国防白書」は唯一に近い公刊資料として注目されてきた。そもそも「国防白書」は1998年に江沢民政権によって初めて発出され、爾来(じらい)約2年ごとに公表され今回で10回目になる。これまでの白書は中国国防政策の全体像を統計や数値を交えて体系的・継続的に記述するというより特定テーマの解説で、15年版は「中国の軍事戦略」の副題で、専門的に紹介してきた。

兵器近代化の姿勢誇示


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