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逃亡犯条例、香港で再び大規模デモ

改正案の完全撤回求め

 香港が英国から中国へ返還されて22周年を迎えた1日、香港で身柄拘束された容疑者の中国本土移送を可能にする逃亡犯条例改正案の完全撤回を主張する反対派が前夜から立法会(議会70議席)前に座り込んで周辺道路を占拠した。警官隊と衝突して催涙スプレーがまかれる騒動となり、政府庁舎入り口のガラスが割れるなど緊迫した。

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1日、香港中心部で行われた民主化要求デモ(深川耕治撮影)

 同日午後、民主派団体「民間人権陣線」は香港中心部のビクトリア公園から政府庁舎本部へのデモ行進を行い、「逃亡犯条例の完全即時撤回を」「林鄭月娥行政長官は辞任せよ」などシュプレヒコールを上げた。6月16日の「200万人デモ」を上回る可能性がある。

 逃亡犯条例の改正案は3月から審議入りし、反対派はデモを繰り返して猛反対し、9日のデモで100万人、16日のデモは空前の200万人が参加した。香港政府は「来年7月の立法会会期末には改正案が自動廃案になる」と表明したが、林鄭行政長官は完全撤回を明示せず、反対派は6月の抗議行動で催涙弾やゴム弾をデモ隊に発射した実力行使について警察の責任追及と行政長官の辞任を求め、反対の不満の声は増幅している。

(香港 深川耕治)

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