«
»

習氏自ら潰した「中国幻想」

石平氏

評論家 石平氏(下)

米国から「城下の盟」を強いられた習近平中国国家主席の政治的求心力が揺らぐ懸念はないのか。

 米国はどちらでもいい。習氏が潰(つぶ)れたら、別の話の分かる指導者でもいい。習氏の首を取るためにやっているわけではない。ただ、既に習氏の急所を握っているから、トランプ大統領とすれば習氏の方が都合がいいかもしれない。

 柔軟性があって頭のいい指導者より、習氏の方がやりやすい。ある意味、習氏はトランプ氏の罠にはまってしまったのだ。

 中国を潰すには、幾つかのアプローチがある。明日にでもすべての中国製品に関税をかけて、一気に潰すのも方法だが、それでは米企業も困る。急速に追い詰めると、暴発するリスクもある。

 結局、対北朝鮮政策と同じように、幾つかのカードを手元に置きつつ、じわじわと締め上げていくことになる。カードを全部使ってしまえば、バーゲニングパワーは消えてしまう。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。