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貿易戦争で追い込まれる習氏

石平氏

評論家 石平氏(上)

米国にこれまでの対中関与政策を放棄させた背景は何か。

 習近平国家主席の独裁化だ。胡錦濤政権時代は、ある程度、国内の批判も容認した。しかし、習近平政権では毛沢東時代のような独裁政権に戻した。しかも個人独裁で先祖返りの格好だ。

 もう一つは、習近平政権が米国をアジアから追い出す姿勢を明確にしたことだ。中国は2014年に「アジア安全保障観」を打ち出し、「アジアの安全保障はアジア人自身が担うべきだ」とした。これは、米国は米軍基地を含めアジアから出て行けということを意味する。これを米国は許せるわけがない。

 米国の基本的戦略は、他国がアジアを支配すれば潰(つぶ)すというものだ。戦前からそうで、満州を取った大日本帝国もそれで潰され、朝鮮戦争やベトナム戦争の後ろで糸を引いていたソ連も潰された。次は中国だ。

 そういう意味では、習氏は米国に中国潰しの決意をさせた。


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