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    呂 永茂
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    高橋 克明
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    ファリード・...
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    中国完全監視社会の恐怖、北京のタクシーに乗ったら日本人スパイになる?

     新年あけましておめでとうございます。中国人漫画家の孫向文です。
     2018年の年末に、僕は都内の飲食店で民主派の在日中国人たちと忘年会を行いました。その際、友人のCさんから帰国中の恐ろしい体験談を聞きました。日本人の皆様と関係のある話ですので、ここでご紹介させていただきます。

    ●タクシー運転手との会話が原因で取調べられた!?

     Cさんは今年の11月に1度、親を見るために中国に帰りました。彼の実家は北京にあり、東京から北京空港に到着すると、すぐにタクシーを呼びました。実は日本人の皆様には意外なことかもしれませんが、北京人は政治と経済の話が大好きです。ただし、喋れる話題とタブーの話題を、北京人はちゃんと弁えています。2012年11月、習近平氏が主席に就任して以来、北京の言論空間は段々厳しくなっていきます。

     Cさんが乗ったタクシーの運転手さんはハンドルを握りながらペラペラ喋り続けました。その内容は、中国の企業倒産の嵐、中国では、どの会社でも年末に財政のまとめをして、来年は企業を続けるかどうかの「節目」になります。そのため、今年の中国経済悪化によって、多くの企業が「破産」を選ぶことが多いのです。その運転手は、「あの大手会社も、この会社も、親戚の会社も経営困難で倒産する予定」と話しました。さらに年末に入り、アフリカ豚コレラの流行や、中国人物理学者の自殺の謎、ファーウェイのVFO孟晩舟氏の逮捕、習近平主席のライバルが習氏を追い詰めようとする派閥闘争等々、タブーの話題のぶっちゃけトークになりました。

     Cさんは日本に住んでるので、思わず「それは中国で報道規制されている内容ですよ」と運転手さんに伝えました。すると運転手は真実を知ってびっくりした反応もしました。ところが…

     翌日、Cさんの自宅に(中国の)公安警察がやってきて、警察はCさんを取り調べしました。「あなたは年末に日本から中国に帰ってきたでしょう。発言を慎み給え!」と警告されてしまいました。幸いCさんは拘束されなくて済みました。たぶん警察の気分次第なのでしょう。

     我々はCさんのエピソードを聞いて『意外』ではありませんでした。Cさんは「なぜタクシーというプライベート空間で話した内容でも、警察にバレたか」と私に聞いてきたので、私は「へっ?君はは甘かったね。北京のタクシー業界は、とっくに完全監視システムを配備されているんだよ」と言ってあげました。するとCさんは「知らなかった、いつから?」。同席のHさんが「北京オリンピックからだよ」と一言。

    ■2008年のRFA(ラジオ・フリーアジア:1996年に米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局)の記事より

    https://www.rfa.org/cantonese/news/china_surveillance-07312008101802.html

    <訳>
     2008年、北京オリンピックを開催、外国人がたくさん北京を訪れて、中国国家安全局は外国人スパイ活動を抑止する名目で、市内のすべてのタクシーに録音録画、そして公安局に送信する完全監視システムが備えてます。

     その後、2010年、広東省広州市で、アジア競技大会の開催をきっかけに、広州市にも北京市と同じく、タクシー業界に完全監視システムを導入しました。あれから10年、2018年の今、中国政府はまたこっそりと国内の大都市、上海、天津、重慶、青島などなど、特に外国人がよく訪れる都市のタクシー業界に完全監視システムを導入したのではないかと私は推測します。

     しかし、僕とHさんは同様な疑問がありました、なぜCさんが乗ったタクシーの運転手が自らからタブーの話題を振っておいて、なぜ運転手は逮捕されなかったのか? 自分の車内に完全監視システムが装備してあることを知っているにも拘らず…? その理由は、監視の機器だけじゃなくて、実は、運転手自身も国家安全局が指定した「反スパイ監視工作員」ではないか?ということです。そうすると、運転手はわざとタブーの話題を振って、反中の意識のある乗客(外国人を含む)を炙り出す手口なのではないかと推測しました。

     実は、80年代にアメリカ製作の、完全監視社会を風刺する映画「1984」にも、そっくりのシーンがありました、そのモデルはソ連のヨシフ・スターリンの常套手段です。主人公は独裁国家の指導者に異議を抱くとある公務員。主人公に「あなたは頭脳明晰で素晴らしい考えの持ち主だ。是非指導者について、もっと話を聞かせてください」と主人公の仲間だと偽って持ちかけると、主人公は沢山の話をしました。その結果、彼は翌日に逮捕されて拷問室に連れ込まれた。実はその公務員は指導者に反対する国民を炙り出す工作員だったのです。

    ●日本人もタクシーでスパイとして逮捕される!?

     近年、「日本人スパイ」が相次いで中国国内で逮捕されています。容疑者の日本人は何をしたかというと、スパイとして逮捕される基準は不明で、日本人は訪中する際に不安だらけだろう。

    ■7月 産経新聞より
    中国で日本人スパイ罪実刑判決 官房長官「邦人保護で支援」
    https://www.sankei.com/world/news/180710/wor1807100035-n1.html

    ■12月 朝日新聞より
    中国で日本人男性に懲役12年判決 スパイ活動を認定
    https://www.asahi.com/articles/ASLDC324NLDCUHBI00F.html

     これについて、Cさんは言いました。Cさんは日本滞在10年以上、日本と中国の事情をよく知ってます。警察は取り調べる時に

    警察:「あなたは日本からやってきたスパイ売国奴なのか?」

    Cさん:「違います!私は日中の間で商売をしてるから、ただ経済や世間話を話しただけです」

    警察:「それは十分スパイとして訴えられるぞ!」と強い口調で警告しました。

    僕はCさんからさらに話を聞くと、その後、警察から警告された「スパイ基準」をまとめてみました。いわゆる「外国人スパイ認定」は概ね以下の基準があります:


    ①「普遍的な価値観」(普世価値観)を語る

    欧米では民主主義社会において、人権尊重、表現の自由、三権分立、司法独立、差別解消、弱者救済、博愛、寛容など、人間が普遍的に認める価値観が保たれます。中国の体制を否定するとスパイと認定。
    (これについて、中国は一つも実現しなかった。)

    ②「中国の領土問題」を語る

     チベット、ウィグル、内モンゴル、台湾などなど、更に最近は尖閣諸島まで、上記の地域の独立運動を支持する発言、あるいは、中国を分割して各省が独立する話も、中国分裂を謀略する外国人スパイと認定。

    ③中国政府のタブーを語る


     中国国内で報道規制された内容全般、党内闘争や、習近平指導部の不祥事などなど。内政を干渉するスパイと認定。

     つまり、日本人は上記の3点のいずれかをタクシー内で語ったら、完全監視システムに録音録画されて、公安に送信され、その後、「スパイ容疑」で逮捕されるかもしれません。

     そもそも、空港から市内に向かうタクシーは民主主義国家から帰国した中国人や訪中の外国人が集中しているため、さらに「国際線」の出口から、「外国人スパイ」を炙り出す工作活動の重点区域ではないかと推測しました。

    ●要注意!「監視社会・中国」、日本人にも目を光らせている

     1月3日、アメリカ国務省は邦人が中国に行かないように渡航注意報を発表しました。その理由は、中国の大手通信企業ファーウェイのCFO(最高財務責任者)の孟晩舟氏がカナダで逮捕され、中国当局がでっちあげの罪で13人のカナダ人を拘束した報復措置に対し、実は2月6日から、孟晩舟氏をアメリカに引き渡すかどうかの審判が再開されます。アメリカ当局は、カナダの二の舞にならないように、予め、邦人に渡航勧告したのだと思います。

     しかし、日本人にも対岸の火事ではありません。12月10日、北京市の人民法院が北海道出身の73歳の日本人男性がスパイ活動をしたと認定し、懲役12年の実刑と財産20万元(約320万円)を没収する判決を言い渡した。その12月10日とは、ちょうど日本政府は12月7日、サイバーセキュリティー上の懸念に基づき、各府省庁などが使用する情報通信機器から華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を排除する方針を発表した3日後のことです。

     つまり、日本人男性への重い懲役の判決は、中国共産党が日本への報復措置として出したものと見られます。

     今すぐ、日本政府が国民に中国への渡航注意勧告を発表するべきではないかと思います。どうしても仕事で中国に行かないといけない日本人は、僕の忠告で身の安全を確保してください。タクシーに搭乗する際に運転手と会話しないように。さらに街中、ホテル内、ネットカフェなどの「プライベートに見える」空間にも、実はどこでも監視システムが配備されていて、中国にいる間に、誰に対してもタブーの話を話さないようにしてください。

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