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セルビアで増す中国人の存在感、町を歩けば「ニーハオ」

旧ユーゴスラビア軍司令部

 セルビアの首都ベオグラードの官庁街の一角にある旧ユーゴスラビア軍司令部(国防省)ビルは、今なお崩れかかった無残な姿を晒(さら)している。セルビア政府は、破壊された同ビルを「歴史の証人」として、そのまま残すことにしたのだ。これらは1990年代、米軍が加わる北大西洋条約機構(NATO)がコソボ紛争で、セルビアを空爆した時のものだ。

 べオグラードから高速鉄道建設現場まで運んでくれたセルビア人タクシー運転手は、「ロシアはファシスト」と毛嫌いすると同時に「アメリカはマフィア」と米国への露骨な嫌悪感を表した。

 こうしたセルビアの反米、反NATO感情をうまく利用してきたのが中国だ。多大な資金を投入しインフラ整備を下支えすることで、セルビア取り込みに動いてきた。


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