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中国「一帯一路」最前線 ギリシャ・ピレウス港の売却

ピレウス・コンテナ港

「金の鶏の卵 与えたと同じ」 関税不正や武器売却疑惑も

 「シルクロード経済帯」(一帯)と、「21世紀海上シルクロード」(一路)によってユーラシア大陸を包み込む巨大な経済圏をつくろうという中国の「一帯一路」構想。あちこちでつまずきを見せる一方、地政学的に重要なバルカン半島が一種力の真空状態にあることに目を付け、着々と地歩を固めようとしている。同地域での異型の国・中国の海外展開の実態をリポートする。(池永達夫)

 ギリシャ最大の港湾都市ピレウスは、首都アテネから南西へ10㌔と近い。ドーム状のターミナル駅を出た途端、年1600万人が利用するピレウス港の客船埠頭(ふとう)が広がり、潮風の洗礼を受ける。ここはキャリーバッグをごろごろ引きながら、エーゲ海の島々を巡る客船に乗り込む人々の群れで、常にごった返している。

 その港湾に中国がやって来た。その一角にある「ピレウス港湾公社」(PPA)本部には、ギリシャ国旗と並び五星紅旗がはためく。


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