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中国強軍体制、近代化の足縛る「党の私兵」 茅原郁生氏

茅原 郁生

拓殖大学名誉教授 茅原郁生氏(上)

中国の強軍体制をどう見るのか?

 中国は昨年10月の共産党大会で、21世紀中葉を目指した覇権戦略と一体となった強軍戦略の追求を表明した。

 習近平思想が党規約に盛り込まれ、毛沢東が国を開き、鄧小平が国を富ますホップ・ステップに続くジャンプ期として習氏の強軍戦略があり、軍事改革と近代化が進められている。しかし中国軍事力の現状や経済成長率が鈍化する中、国防に投資できる国家資源の制約状況を考えると、強軍戦略にはかなり無理がある。

軍事改革の方はどうか?

 習氏の軍事改革には基本的ジレンマがある。統帥権を握る軍事委員会主席就任以来、言い続けてきた「現代戦に勝利できる軍隊」、一方で「党の軍隊であることは忘れるな」との厳命もある。中国人民解放軍は、国家の軍というより共産党の私兵の位置付けだ。ただ国防軍としての機能も期待されている。


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