ワシントン・タイムズ・ジャパン

シンガポールの屋台がミシュラン入り

地球だより

 昨年、ミシュランガイドのシンガポール版が初めて発行された。

 シンガポール版で異色なのは、2軒のフードコート屋台が一つ星を獲得したことだ。

 さっそく掲載された屋台は開店時間の午前10時前から長蛇の列だ。

 とはいうものの、もともとこの店は星を獲得する前から、行列のできる店だった。

 そもそも、シンガポールにはそれこそ星の数ほど、屋台は存在する。その中から浜の真砂から1粒の砂を取り出すように、どうやって星指定の店を見つけだしたのか疑問は残る。邪推すれば、もともと人気店だけを回って省力化を図ったのではとも考えられる。

 ただその一店に出掛けた旅行者の話を聞くと、甘いしょうゆだれの鶏がのった1皿160円のチキンヌードルは絶品だったという。

 待った時間は2時間だったというから、この時間もうまさを底上げしたもようだ。

 何せ、最高のごちそうが空腹時の食というのは世界共通だ。ミシュランの星は、店の前に長蛇の列を作り、待ち時間の長さに比例して、ますます星の輝きを増すという好循環が生まれる。

 なお、ミシュランガイドのタイ版が今年中には出版される見込みだ。その暁には、世界一安いミシュラン星付きレストランはシンガポールのフードコート屋台からバンコクの屋台に変わる可能性が高い。

(T)

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