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ドゥテルテ大統領の反米・親中露発言への懸念

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 南シナ海の領土領海問題をめぐる中国と他の沿岸国との対立において、反中国の急先鋒(せんぽう)を務めてきたフィリピンだが、ドゥテルテ大統領の反米姿勢が浮き彫りとなったことで、これまでのバランスに大きな変化が生じる可能性も出てきた。

 ドゥテルテ氏は「私は米国のファンではない」と発言する一方で、「反米ではない」 とも述べ、同盟関係の維持を強調するなど、玉虫色の発言が目立ち同盟国を困惑させている。

 ドゥテルテ氏が強調するように、単にフィリピンが自主外交路線を取るため、米国から一定の距離を置きたいだけなのか、一転して親中に大きく傾く兆候なのかは不透明なままだ。

 年内に中国との2国間交渉を開始する見通しだが、依然として具体的な方針は定まっていないように見える。アキノ前政権でフィリピンとの連携を強化してきた日本や米国は、しばらく様子見を強いられることになりそうだ。


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