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蔡英文氏、二つの「岩礁」問題で苦慮

蔡英文総統

蔡英文台湾総統就任から3ヵ月

特報’16

 大航海時代、ポルトガル船の船員があまりの美しさにフォルモサ(麗しき島)と叫んだとされる台湾。しかし、台湾は現在、その名前とは裏腹に常に政治的緊張を強いられている。その台湾のトップである総統に蔡英文氏が就任して3カ月が過ぎた。中国寄りの馬英九前総統とは異にし、「独立」でも「統一」でもない中台関係の「現状維持」を最大の政治課題とした蔡政権は、出だしから荒波にもまれている。(池永達夫)

 5月20日に就任した蔡総統が、まず行ったことは沖ノ鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)からの台湾巡視船退去だった。

 1月の総統選で敗北した馬前総統が4月、日本との関係強化に動けないよう西太平洋の沖ノ鳥島に海洋権益紛争という溝を作った。赤じゅうたんで迎えられるべき蔡総統にいばらの道を用意したのだ。


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