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無意味な米海軍の「航行の自由作戦」

川村純彦氏

ハリネズミ戦略で対中攻勢へ

日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望(3)

元統合幕僚学校副校長・海将補 川村純彦氏に聞く

中国が岩礁に人工島を造成し、その周辺海域の領有権を主張していることは国際海洋法違反だ。しかし、それでも、一定期間実効支配すれば領有権が認められるという海洋法を逆手に取ったものだ。

 確かに他国が違反行為を放置すると領有権は認められてしまう。だから、相手に抗議し、クレームをつけて、常設仲裁裁判所などでその訴えが認められれば係争事案になり、実効支配は認められない。フィリピンは、自国が領有するミスチーフ礁とスカロボー礁を中国が奪ったとしてオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に訴えているが、これは意味がある。

 尖閣諸島の場合は、1895年の日本領への編入以来、どこからも抗議がないまま日本が完全に支配してきたのだから、国際法上、日本の領有権はすでに認められている。


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