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ミャンマー、軍が兵舎に帰る日

山口洋一氏

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(2)

 ミャンマーの首都ネピドーの僧侶ナンディース氏(30)に、ヤンゴンからネピドー遷都の理由を尋ねた。

 満天下の星空が広がるオープンカフェで、1杯200チャット(約20円)のネスカフェを飲みながら、ナンディース氏は「軍政の延命だった」と即答した。ミャンマーは建国以来、軍が政権をリードしてきた。だが国民に人気はない。1988年には民主化運動で国家は揺さぶられ、軍は冷や水を浴びせられる。その時の教訓から、民主化運動を牽引(けんいん)した学生と公務員を引き離すため、ヤンゴンから遷都したというのだ。

 「ヤンゴンのデモに公務員が参加できないばかりか、国家の中枢である軍と行政機能を山間地に移すことで、ヤンゴンが騒乱状態になっても政府機能は麻痺(まひ)しない」とナンディース氏は、遷都最大の理由を「治安対策」と断じる。


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