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中国権力闘争の行方、最後に笑うのは胡錦濤氏

石平氏

評論家 石平氏(上)

2016 世界はどう動く-識者に聞く(23)

「ハエもトラもたたく」という反腐敗運動をてこに、習近平政権が江沢民派を追い落としつつある。

 最後に笑うのは胡錦濤前主席だ。

 今の時点で習主席がやっていることは、胡氏たちが天下を取るための大掃除に過ぎない。昔、胡政権にとって一番の邪魔者は江氏だった。10年間、いじめ抜かれた胡氏ほど江氏を憎んでいる人はいない。

 その番頭格が摘発された。習氏が摘発しているのは胡氏の政敵であって、別に習氏自身の敵ではない。それで江沢民派を追い詰めたことで、政権の中で影響力を増しているのは胡錦濤派(共青団派)だ。

 しかも、腐敗摘発で恨みを買うのも習氏だ。胡氏とすれば自分の手を汚さなくて済むメリットがある。

胡氏は軍を本当に掌握しているのか。

 引退したはずの胡氏がなぜ、現役の習主席を操り腐敗摘発運動を主導することができたかというと、人民解放軍を握っているのは胡氏だからだ。


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