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台中接近から日米台連携へ 台湾総統・立法院選が示すもの

浅野 和生

国民党支配からの決別選んだ民意

平成国際大学教授 浅野 和生

 1980年米大統領選挙でのレーガンの勝利を彷彿(ほうふつ)とさせる「蔡英文の地滑り的勝利」であった。去る1月16日の、台湾における総統(大統領)と立法院(国会)の同日選挙は、野党民進党の女性候補、蔡英文が56%を超える得票で勝利し、同党が議会の安定過半数の68議席(定数113)を確保した。

 これは、戦後長らく続いてきた台湾における国民党支配体制からの決別を意味する。民進党の蔡英文は、22の県市のうち18を掌握する圧勝だった。また、非国民党系勢力が議会の過半数を占めたのは初めてである。

 台湾南半部は従来から民進党の基盤であったが、台湾南部の23議席を民進党が独占した。国民党の基盤であった北部の、しかも国民党総統候補の朱立倫が市長を務める新北市でも、前回の国民党10議席対民進党2議席を、民進党9議席と「時代力量(時代の力)」1議席対国民党2議席へと逆転させた。


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