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中国核戦力近代化、米の拡大抑止の信頼高めよ

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新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(下)

2016 世界はどう動く-識者に聞く(5)

中国は通常戦力だけでなく核戦力も増強している。

 中国は核戦力の規模の拡大については抑制的だが、近代化にはかなり力を入れている。中国の核戦力はかつて、脆弱(ぜいじゃく)かつ粗雑で最終手段としてしか使用できなかったが、柔軟性が向上した新世代の核戦力は、中国に核使用のオプションを増やすことになるだろう。

 私が考える中国の総合戦略はこうだ。中国はまず西太平洋地域で通常戦力の支配的地位を確立する。中国はこれを平時、または有事に影響力、威圧として利用する。米国や日本などが通常戦力で中国の優位に効果的に対応できない場合、米国や日本はこれを補うために核戦力への依存を高めることになる。これに対し、中国は核戦力を近代化、多様化させることで、米国とその同盟国が核に頼るのを阻むことができる、そう考えているのだろう。


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