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南シナ海人工島、周辺国の対中接近促す可能性

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新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(上)

2016 世界はどう動く-識者に聞く(3)

中国が南シナ海で進める人工島の軍事化をどう見る。

 米国の軍事専門家の間では、人工島の軍事化は象徴的なもので、大きな意味は持たないとの見方が多い。だが、人工島が地域の軍事バランスを劇的に変えることはないとしても、周辺国、さらには米軍に対して、大きなインパクトを及ぼす可能性がある。

 中国は人工島に滑走路を建設しているほか、レーダーシステムやミサイルシステムなどを設置する可能性がある。人工島は中国の情報収集・警戒監視・偵察(ISR)能力を飛躍的に高めるほか、対潜水艦戦などに用いられることも考えられる。紛争時には前方からの早期攻撃を可能にする。人工島基地は米軍の攻撃には脆(もろ)いが、フィリピンなど周辺国に対する作戦には有益だ。

 重要なのは、中国自身が人工島に軍事的価値を見いだし、投資していることだ。象徴的なものと軽視するわけにはいかない。


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