ワシントン・タイムズ・ジャパン

空港職員の恐喝が横行

地球だより

 マニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港で、職員による利用者への恐喝疑惑が相次いで浮上し、空港当局が調査に乗り出している。

 これまでに恐喝が発覚しているのは、第2ターミナルと第4ターミナルで、X線検査を担当する職員が利用客のバッグに銃弾を仕込んで、事件をもみ消すのと引き換えに現金を要求するという手口だ。

 第2ターミナルで被害に遭ったフィリピン人女性によると、職員にまったく身に覚えのない銃弾がバッグに入っていたと指摘され、パスポートの提示を求められたという。米国に戻れなくなることを恐れた女性は、要求に従って500ペソを職員に支払い、事なきを得た。その後、女性が事件のことをフェイスブックに投稿して注目を集め、これを知った空港当局が調査に乗り出すことになった。

 さらに宣教師の米国人男性も被害に遭っていたことが分かっており、パラワンに向かうため国内線専用の第4ターミナルでX線検査を受けたところ、同じようにバッグの中の銃弾を指摘され、見逃す代わりに3万ペソを要求された。身に覚えがないとして支払いを拒否した男性は、保釈金を支払うまで5日間以上も施設に収監される羽目となった。

 空港施設の改善で「世界最悪の空港」の汚名返上を目指す同空港だが、一番肝心な職員がこのありさまでは、再び世界最悪の称号を得るのも時間の問題かもしれない。

(F)

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