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コロナ禍で偽の証明書が横行ーフィリピンから

地球だより

「日常生活への第一歩」各地でワクチン先行接種

注射器に吸入される新型コロナウイルスのワクチン=17日午前、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター(時事)

 フィリピンでは以前から偽の免許証や卒業証書などが横行していたが、コロナ禍になり検疫関連の偽の証明書が出回り当局を悩ませている。

 このほどセブ市で、偽のワクチン接種カードを販売していた男が逮捕された。男は印刷所に務めており450ペソ(約1000円)で偽造を請け負っていた。

 ワクチン接種カードは国や各自治体で統一されておらず、偽造されたものはセキュリティーコードやQRコードが実装されていないセキュリティー対策の低いものだった。

 他にも国内旅行に必要な、PCR検査の陰性証明書の偽物も各地で問題になっている。

 ロックダウン中に配布された外出許可証は、自治体が普通の紙にインクジェットプリンターで印刷しただけの簡単なもので、常に持ち歩くことが義務付けられていたが、自分でラミネートしないと数日でボロボロになってしまうような代物だった。

 以前、現地で取得した運転免許証も財布に入れっぱなしにしていたところ、数カ月で表面保護のために貼られていたフィルム層が分離してしまったこともある。

 こういった偽物は、普段はプリンターで書類を印刷したりラミネートを施したりする店舗が、副業としてやっていることが多い。このような偽造の横行が起こるのには、本物の身分証や証明書の品質が低く、簡単な機材で偽造できてしまうという背景もある。

(F)

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