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「台湾海峡は世界の関心事」蔡総統G7に謝意

 英国で行われたG7(主要7カ国)首脳会議の首脳宣言で、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」との内容が盛り込まれ、台湾政府から感謝の声が挙がっている。

 首脳宣言で台湾について言及されるのは、G7の前身であるG6(日米英仏独伊、1975年)を含めても36年の間で初めてのこと。総統府スポークスマンの張惇涵氏は、「台湾海峡の平和と安定というテーマが、もはや世界的な関心事になっていることの表れ」とコメントし、蔡英文総統もフェイスブックを更新して、G7参加国への謝意を示した。



 4月の日米首脳会談、5月のG7外相会合、米韓首脳会談、日本欧州連合(EU)首脳協議、日豪2プラス2と、ここ2カ月ほどで軒並み同様の声明が発表されている。

 さらに、5月に行われた世界保健機関(WHO)総会に台湾は出席できなかったものの、6月11日には日本の参院本会議が全会一致で台湾のWHO参加を各国に呼び掛ける決議を可決するなど、国際社会による台湾注視の度合いが強まっている。

 一方、中国政府は表立った抗議を控え、在英中国大使館がHPに「内政干渉」と反発する文章を掲載するに止めている。G7には中国と敵対する米国だけでなく、比較的中国に友好的な独仏もおり、主要国との過度の摩擦を避ける判断とみられている。

(早川友久・台北通信員)

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