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台湾支持へ舵を切る米国

2020年8月10日、台北で蔡英文総統(右から2人目)にあいさつするアザー米厚生長官(右端)ら一行(AFP時事)

断交後の曖昧戦略を転換 日本政府も公式関係に近づく

 国際社会の関心が台湾に集まっている。菅義偉首相と米バイデン大統領との日米首脳会談では、共同声明に「日米両国は台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」との文言が盛り込まれ、台湾に対して軍事的圧力を高める中国を牽制する極めて強硬な内容となった。

 ここで「極めて強硬」と書いたのは、従来の米国は対台湾政策において「曖昧戦略」を貫いてきたからである。(台北・早川友久)

 米国は1979年に台湾との外交関係を断絶したが、一方で米議会は「台湾関係法」を制定し、台湾への防御性武器の供与などを規定する内容を織り込んだ。ただ、台湾海峡の安定と平和に米国が適切な行動を取ると表明しつつも、台湾を防衛するとはあえて明言しなかったのである。


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