寂しい旧正月行事の中止ーフィリピンから
地球だより
フィリピンのマニラ市には世界最古と言われる中華街が今も存在し、中華系フィリピン人も多く住んでいて異国情緒を感じる街並みは人気の観光スポットだ。
意外かもしれないが経済が中華系の財閥に牛耳られていることもあり、旧正月は年明け元旦の正月には匹敵しないまでも、かなり大きく祝われる傾向にある。特にビノンド地区にある中華街では毎年のように、耳をつんざくような爆竹や若者によるドラゴンダンスが披露され多くの観光客が見物に訪れる。
しかしながら今年はコロナ禍により、ほかの風物詩イベントと同じく人が集まるような催し物は全て中止するようマニラ市のモレノ市長から通達が出た。路上でのドラゴンダンスやパレード、ストリートパーティーなどが禁止されるだけでなく、禁酒令も敷かれる徹底ぶりだ。
モレノ市長は、市当局のこれまでの感染対策を無駄にしないためにも旧正月(今年は2月12日)のイベントを禁止する必要があると市民に理解を求めた。
筆者も何度か中華街に足を運び旧正月の様子を写真に収めたりしたが、去年の今ごろは、まさかこんな形で季節の風物詩が世界的に中止に追い込まれるとは想像だにしなかった。以前の光景を思い出しながら、果たしてワクチンの普及でどの程度までパンデミック前の生活に戻ることができるのか、つい考え込んでしまった。
(F)
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