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土地の守護神となった森林保護員 小林 三武郎

土地の守護神となった森林保護員 小林 三武郎

「モウイッカイサン」の愛称 温情で接し住民を助ける

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(4)

 

 台湾では、日本の地蔵菩薩を祀(まつ)る祠(ほこら)にも似た「土地公廟(びょう)」と呼ばれる朱色の小さな建物が、あちらこちらで散見される。土地公とは、文字通り、その土地の守護神である。台湾で最もポピュラーな中国大陸から伝わった道教に由来する民間信仰で、日本で言えば、道祖神、産土神(うぶすながみ)に当たる。

 土地公は別名「福徳正神」と呼ばれる。古代中国の周朝における税吏だった張福徳という実在の人物らしい。ただし、それ以外にも複数の説があり、はっきりしたことは不明である。

 神像や神画の形で祀られる土地公の多くは、白髭(しらひげ)で、慈悲深く柔和な表情を浮かべ、手には杖(つえ)や古銭を持っている。主神として祀られるだけでなく、規模の大きい廟では陪祀(ばいし)、さらに廟だけでなく工場や食堂内の片隅に祭壇を設けて祀られるケースもある。


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