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狭まる行動範囲

地球だより

 世界最長と言われるロックダウン(都市封鎖)が続くフィリピンのマニラ首都圏。規制が緩和され開業する店舗が増えるなど少しは日常を取り戻したが、収束の兆しはまだ見えていない。労働者以外、依然として不要不急の外出は禁止されている。

 新型コロナウイルス感染でロックダウンが始まったころ、いつも利用していたショッピングモールで食材などを買うことにこだわっていたが、入場規制が厳しくなって待ち時間が長くなりギブアップ。夏季を迎え、炎天下を重い荷物を持って、自宅に戻るのが苦痛だったのも理由の一つだ。

 しかし、ありがたいことに規制で閉店を強いられている近所の飲食店などが、どこからか野菜などを仕入れてきて臨時の八百屋をやり始めた。生き残るための苦肉の策なのだろうが、交通機関が停止しているのでとても助かっている。

 コロナ前と比べて行動範囲が極端に狭まっているが、割り切れば近所での買い出しだけでも意外と大丈夫なことが分かった。日本のAmazonとはぜんぜん規模が違うが、通販サービスも稼働しており、店頭で入手困難なものはそこで買うようにしている。

 先日は消毒用のアルコールを1リットル買った。配達には1週間ほどかかったが、店舗を幾つも探し回るよりマシだ。

 ドゥテルテ大統領は経済活動の再開のため規制緩和に舵(かじ)を切ったが、感染者が増加傾向に転じており予断を許さない状況だ。ロックダウンの最長記録をさらに更新する可能性もある。

(F)

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