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NZの緩和は吉と出るか凶とでるか?

 ニュージーランド政府は、4月27日から新型コロナウイルスの警戒度を最高度のレベル4からレベル3へと引き下げた。都市封鎖の一部を解除し、早期の規制緩和を実現させた。食品スーパーや薬局を除く全ての業種が休業していたが、これにより製造業や建設業などの一部や学校も受け入れ人数を制限することを条件として再開された。しかし、感染拡大を防ぐための慎重姿勢は崩さぬままだ。

 同国保険省の発表によれば感染者数は8日時点で1490人、死者数は21人。また5月5日には新規感染者が連日ゼロになったと発表していた。他国よりも比較的早い段階で規制緩和を実現させたことで、同国が世界中から注目を集めた。

 ジャシンダ・アーダーン同国首相が同日に「我々は戦いに勝利した」と勝利宣言したことでも話題を集めた。

 ただ感染拡大を防ぐための慎重さは維持したままだ。アーダーン首相は勝利宣言と同時に「それを維持する為には、警戒を怠らないことが必要である。」とし、国民に引き続き一層の警戒を呼びかけていた。

 アーダーン首相は5日、隣国オーストラリアの閣僚らによるビデオ会議に参加した。両国間が早期に検疫なしで往来を再開する方針で一致していた。ただ、両国とも時期については現段階では明言していない。豪国以外の渡航制限も長期間続ける方針であるとの報道もあり、他国との交流には慎重な姿勢が垣間見える。

 また同国やオーストラリアが位置する南半球はこれから冬季になるため、規制緩和後の感染拡大の第2波を阻止することが可能かが重要になってくる。NZの緩和は吉と出るか凶と出るかに、世界中が注目している。

(デジタルメディア編集部・桑原孝仁)

(当記事のサムネイルはWikipediaから引用いたしました)

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