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オーストラリア総選挙、予想覆した対中警戒心

モリソン首相

モリソン首相が続投

 オーストラリアで18日に行われた総選挙の結果は、政権与党苦戦との事前予想を覆し保守連合(自由党、国民党)が勝利し、モリソン首相の続投が決まった。保守連合を支えたのは、近年、顕著となっている豪政界や世論への影響力増大が懸念されるようになった中国のシャープパワーへの国民的危機感だ。 (池永達夫)

 世論調査などで事前に苦戦が伝えられていた与党は、6年にわたり積み重ねた政権の実績をてこに「政権の継続を」と訴え、土壇場で形勢を逆転した。ゴール直前で労働党を振り切るエネルギーとなったのが、対中警戒心の国民的高揚だった。

 シャープパワーとは圧力と工作で外国の政治や世論を操ろうとするもので、文化や価値の魅力で国力の増大を図ろうとするソフトパワーに対比されて使われることが多い。

 そもそも、言論や集会の自由が保障された民主社会は、中国のシャープパワーの標的になりやすいと最初に警告を発したのは豪州だった。


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