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ミャンマー国境都市ムセ 機能する通報システム

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新グレートゲーム 第2部幻想だった中国の平和的台頭(5)

 中国雲南省の瑞麗市と国境を接するムセに入った。ホテルにいたフランス人バックパッカーは、うんざりしたような顔を見せ「見るものなんて何もない退屈な町だ。これからもう一度、ティーボーに帰って仕切り直しだ」という。

 なるほど少数民族や景観のいい山を好むネイチャー派には、ミャンマーと中国を結ぶ物流拠点になっているムセの魅力はいまいちなのだろう。

 国境都市には大抵、犯罪者が暗躍しているものだ。不法入国者や麻薬や武器の密輸業者などが典型だ。当然、治安組織の目線は厳しく、バックパッカーは窮屈に感じるのかもしれない。

 いかれた模様を描いたトヨタ車の運転手が、ハンドルに手を置いたまま「どこに行くのか」と聞いてきた。ふざけて「ミッチーナ」と答えた。


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