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ミャンマー・シャン州 辺境が戦略的要衝の地に

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新グレートゲーム 第2部幻想だった中国の平和的台頭(4)

 マルコ・ポーロは「東方見聞録」の中にビルマを「人も居住も見当たらず、多くの象と一角獣のいる国」と記している。ユニコーンを彷彿(ほうふつ)させる一角獣は、モヘンジョダロで発見された印章にも彫られており、南アジア一帯で生息したアジア・サイと考えられる。

 ともあれマルコ・ポーロは、雲南の大理まで行きながら陸路でのビルマ越えを避けた。それほどビルマは世界から隔絶された地域だった。

 わけても、ビルマ北部のシャン州は、長らく外来の人々が足を踏み入れることを拒んだ歴史がある。マラリアや通行不能なジャングル、さらに首狩り族などが障壁として立ちはだかったからだ。

 だが、道路や通信など基礎インフラが整備されたことで、がらりと様相を変えているのが近年のミャンマー辺境の地だ。


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