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性暴力横行するコンゴ東部

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武装勢力の資源争奪手段に

 1996年以降、20年間にわたって紛争状態が続くアフリカのコンゴ東部において、反政府武装勢力が住民に恐怖心を与えて支配する「安価な武器」として性暴力が利用されている。現地で性被害者の救済とケアに取り組んでいるパンジ病院のデニ・ムクウェゲ医師は、このほど来日し東京大学で記者会見した。(池永達夫、写真も)

 ムクウェゲ医師が強調したのは「女性の体が戦場になっている」現実だった。性暴力は銃器と違って金もかからないしメンテナンスも必要がない。しかもその効果は銃器以上に絶大だ。身体的、精神的に痛い目に遭わせることができる。しかも、加害者が公正な処罰を受けることが皆無に等しい無法地帯であるため、最も効果的な武器となっている。

 戦争では常に弱い女性と子供が犠牲者になる。とりわけコンゴで膨大な人々の性被害者を生み出している最大の理由は国土の豊かさに起因するというパラドックスが存在する。


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