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「嵐の前の静けさ」―米朝会談会場セントーサ島

米朝首脳会談が行われるシンガポールのセントーサ島。森林の上に見える建物が会談会場となる「カペラホテル」(早川俊行撮影)

米朝首脳会談が行われるシンガポールのセントーサ島。森林の上に見える建物が会談会場となる「カペラホテル」(早川俊行撮影)

 史上初の米朝首脳会談が行われるシンガポール南部のセントーサ島は、レジャー施設やカジノ、高級ホテルなどが揃った東南アジア有数のリゾート地。マレー語で「平和と静けさ」を意味するこの島が、アジアの平和の行方を左右する米朝首脳会談の舞台となる。

 「写真を撮っていいのは1枚だけだ」。会談前日の11日に会場となる高級ホテル「カペラホテル」周辺を訪れると、警察当局が施設入り口に検問所を設置し、報道陣の取材も制限していた。

米朝首脳会談が行われるシンガポール・セントーサ島の「カペラホテル」前は厳重な警備が敷かれている(早川俊行撮影)

米朝首脳会談が行われるシンガポール・セントーサ島の「カペラホテル」前は厳重な警備が敷かれている(早川俊行撮影)

 ホテルの南側には、美しい「パラワン・ビーチ」が広がる。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はこの景色を見下ろしながら、話し合うものとみられる。この日は厳しい警備を嫌ってか、ビーチを訪れる観光客はあまり多くなく、「嵐の前の静けさ」を感じさせた。

 一方、シンガポール市内は警官の姿が多く見られるものの、市民生活は普段通りに見えた。観光名所の「マーライオン・パーク」では、観光客に混じって市内の様子を撮影する海外メディアの姿も。歴史的会談の取材のため、全世界から2500人以上の報道関係者が訪れている。

 シンガポールのリー・シェンロン首相によると、同国は米朝会談開催のために警備費を中心に約2000万シンガポールドル(約16億円)を負担する。
(シンガポール・早川俊行)

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