ワシントン・タイムズ・ジャパン
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[2020東京五輪·パラリンピック] rss

元米兵の「トランス女子」、格闘技参戦で物議

《 記 者 の 視 点 》

 今夏行われた東京五輪で、トランスジェンダー女子(トランス女子)選手が初めて出場し話題となった。女子重量挙げ87キロ超級、ニュージーランド代表のローレル・ハバード選手(43)。男性として生まれ育ち、かつては男子選手だった。30代で性別適合手術を受けた後、女性として競技を再開した同選手の五輪参加に対しては、女性団体などから「不公平だ」と反発の声が上がった。

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菅氏退陣の背景に三つの「中途半端」

文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文

 私は、1年前の菅首相就任を一つの文化的チャレンジとして受け止めた。それは、氏を含む東北人は、総じて、日本人の「実直さ」を、他の地域以上に濃厚に体現していると見るからだ。コミュニケーション力には物足りないものがあるかもしれないが、東北人が示す実直さ、嘘(うそ)のなさ、忍耐力、やさしさ、信頼感などは、先の大震災の際、国際社会が高く評価したところでもある。

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東京五輪が顕在化させた課題

沖縄大学教授 宮城 能彦

オリンピック・パラリンピックが終わった。

 私は、結果的に実施してよかったと思う。おそらく今回の開催地が東京でなければオリンピックは中止になったであろう。多くのアスリートたちが東京開催に感謝の言葉を発していたのも印象的であった。

冗長な開会式に違和感

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東京五輪の評価、左翼理論に染まる「多様性」

 東京五輪が閉幕した後の編集だったこともあり、論壇誌10月号は東京五輪を総評する論考が目立つ。コロナ禍という非常時に開催された東京五輪から、今後のあるべき姿を模索する論考がある中で、印象的なのは「大成功」と大会開催を高く評価する保守系月刊誌が五輪に反対したリベラル・左派のメディアや知識人を痛烈に批判していることだ。

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五輪成功でも心配、難局での日本の気力

 「日本以外はできなかっただろう」(パーソンズ国際パラリンピック委会長)の言葉と共に、東京五輪・パラの夏は成功裡(り)に過ぎたが、印象に残った開会直前の米紙報道と国際世論調査を取り上げたい。ロサンゼルスタイムズの記事と多国籍調査会社IPSOSの28カ国調査である。やれる力は十分あるが、難局の前では気力不足の日本の姿がそこに表れていると思うからだ。

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なぜパラリンピックで中国の国歌ばかりが流れる

2021年9月6日

 東京パラリンピックが終わりました。メダル獲得数の一覧表を眺めていて、中国のメダル獲得数が群を抜いているのに驚きます。

 「表彰台から流れてくるのは中国の国歌ばかり」とやっていたのは、どこかのテレビでしたか。総種目数528のうち、中国の金は96個、5人に1人が金メダリストになり、毎日、何回も中国の国歌を聞かされます。

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東京五輪・パラリンピックは「やってよかった」。

 「大会が成功したかどうかは歴史が証明してくれると思う」。東京五輪・パラリンピックの全日程終了から一夜明けての会見で、橋本聖子組織委員会会長が語った言葉である。

普通は歴史が「判断」とすべきところを「証明」と言ったのは、言外に「証明」への確信があったのではないか。大会の運営責任者が「成功した」と自画自賛するわけにはいかない。

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1個ない「水の女王」成田真由美選手の「金」

 パラ競泳界の「水の女王」成田真由美選手(51)。最後のレースとなった50㍍背泳ぎ(運動機能障害S5)決勝をテレビで応援しながら、かつてインタビューした時に聞いたエピソードを感慨深く思い出していた。

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コロナ禍の五輪・パラ開催を菅首相の政治的思惑に矮小化する朝日

 パラリンピック競技の感動に浸っている中、菅義偉首相が唐突に退陣表明したので驚いた。自民党総裁選に出馬すると明言した矢先のことだ。改めて政治の世界は「一寸先は闇」と思い知る。

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東京パラ閉幕、共生へ心のバリア取り除いた

 共生社会へ向けての確かな手ごたえを残して、東京パラリンピックが閉幕した。新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)する困難な状況下で、大きな問題もなく13日間の大会を成功裏に終えることができた。大会の遺産(レガシー)を多様性と調和の社会実現に繋(つな)げていきたい。

家族らの支えで活躍

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母に捧げた銀メダルー車いす陸上 大矢勇気選手

 三度目の正直でようやくパラリンピックの舞台に届いた。競技用車いす「レーサー」で疾走する陸上男子100メートル(車いすT52)代表の大矢勇気選手(39)=ニッセイ・ニュークリエーション=。

 二人三脚で競技を支えた母の遺言は「世界に向けて頑張れ」。思いを胸に挑んだ舞台で見事に銀メダルを獲得し、「金で恩返しはできなかったが喜んでくれると思います」と感謝の涙を流した。

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無観客という選択で開催にこぎ着けた東京パラリンピック。

 東京パラリンピックは子供たちが観戦に招待されたものの、やはり無観客が前提だった。しかしこの間、全国のお茶の間に五輪観戦の熱が引き継がれたのは新聞やテレビの報道などで十分うかがえた。

 競技者らを映し出すテレビのカメラワークも見事で映像の精度は高く、例えば水中での選手の躍動を技術の粋がとらえていた。リアルな映像を届けようと、スタッフが一段と力を入れているということもあるだろう。

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パラ報道と谷垣氏インタビュー、見事に“切り取った”毎日の見出し

 評論家の石平氏の趣味は写真撮影。それは「美しいもの」を自分の目で発見し、写真に“切り取る”面白さだという(産経「話の肖像画」29日付)。新聞の見出しも同じではないか。こちらはニュースを切り取る。とりわけスポーツ面がそうだと思う。

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陸上・伊藤選手 無情のレースに挑み、自己ベスト

 東京パラリンピック陸上男子400メートル(車いすT53)予選に出場した伊藤智也選手(58)。直前に障害の軽いクラスへの変更を強いられた。「すごすご逃げ帰るわけにはいかない」。無情のレースに挑み、予選で散ったが、たたき出したタイムは自己ベストの57秒16。「車いすの鉄人」が最後に意地を見せた。

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東京五輪後の日本、経済成長主義に未来はない

 東京五輪が終わったことで、論壇誌の9月号には、五輪後の日本のあるべき姿を模索する論考が多く見られる。その中で、総力特集「五輪後の本題」を組んだのは「Voice」。イスラエル・エルサレムのヘルツル研究所所長で哲学者ヨラム・ハゾニーの論考「日本はリベラリズムと闘うべきだ」、京都大学名誉教授・佐伯啓思の「『西洋近代』に未来は築けない」、東京大学教授・吉見俊哉の「東京が打破すべき成長主義の呪縛」が並ぶ。

 これらの論考に通底するのは、日本人は経済成長主義の限界をしっかりと見極める一方で、自国の文化・伝統の素晴らしさを再確認して人生を考え、また国づくりを進めるべきだという点だ。

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マイナスをプラスに変える「人生の神様」

 パラリンピックで教えられることが多い。提唱者グットマン医師の「失ったものを数えるな。残された機能を最大限に生かそう」。「経営の神様」松下幸之助翁の「ないものを嘆くな。あるものを活かせ」もパラ精神に通じると産経新聞は言う(25日付主張)。

 松下電器で直接指導を受けた谷口全平氏によれば、翁の思想の核心は「マイナスをプラスに変える」(『松下幸之助 運をひらく言葉』PHP文庫)。9歳で奉公に出、父母や兄弟を次々と亡くし天涯孤独。お金も学問も身寄りもなく、身体も弱い。そのマイナスの環境でも明るい肯定的精神で一大企業を興した。

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鈴木孝幸選手、狙い通りの金メダル 冷静な判断光る

 トップを確認し、ガッツポーズした鈴木孝幸(ゴールドウイン)は、誇らしそうだった。競泳男子100メートル自由形(運動機能障害S4)で今大会日本勢初となる金メダル。自身にとっても3大会ぶりの輝きに、「単純な言葉になってしまうけど、とてもうれしい」。理論的に泳ぎを追求してきた34歳から率直な感想がこぼれた。

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「練習ハ不可能ヲ可能ニス」を選手の姿から実感

 「練習ハ不可能ヲ可能ニス」。慶応義塾長を務めた小泉信三の言葉である。自身スポーツマンであった小泉は、学生にスポーツを奨励して「スポーツが若者に与える3つの宝」の一つに「練習は不可能を可能にするという体験を持つ」を挙げた。

 この言葉を、今われわれはテレビに映る東京パラリンピックの選手たちの姿から実感している。もちろん、誰よりも選手自身が実感しているだろうが、われわれにも多くの気付きを与えてくれる。

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亡き父へ「カッパになったよ」 パラ水泳 山田美幸選手

「この船に乗ってみたらどうだ」。そう言って世界へと背中を押してくれた亡き父にささげるメダルだ。パラリンピック女子100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)で、日本勢最年少となる銀メダルを獲得した山田美幸選手(14)=WS新潟=。堂々と泳ぎ切り、「めっちゃ楽しみました」と満面の笑みを浮かべた。

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心配の種は尽きないが、パラリンピックの成功を祈る

菅さんや小池さんが嫌いでも、パラリンピックは嫌いにならないでくださいね、と申し上げておきたい。

昨日のパラリンピックの開会式はオリンピックの開会式よりも好評だったようだ。

外野から色々の声が入らなかったので、落ち着いて準備が出来た、と関係者の皆さんが仰っていたから、皆さん、それなりに満足されたのだろう。

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パラリンピックで「ドラマ」が広がる

 第16回パラリンピック東京大会が24日、国立競技場で天皇閣下をお迎え、開会した。世界161の国と地域から4403人のアスリートが参加し、競泳、卓球など22競技539種目で競う。東京夏季五輪大会と同様、競技は無観客で行われる。東京のパラリンピック開催は1964年以来で2度目。夏季パラリンピック大会を2回開催した都市は東京が初めて。東京はそれを誇ることができるだろう。

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メダルに期待、東京パラーイスラエルから

 8月24日に始まった東京パラリンピック。イスラエルは、陸上、水泳、車いすテニス、バドミントンなどの競技に参加する18歳から55歳までの33人のアスリートを送り出している。

 イスラエルは2016年のリオパラリンピックで、ボート、射撃、水泳で三つの銅メダルを獲得しており、今回も何らかのメダルが期待される。

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パラリンピックを創始したL・グットマン

 千葉県市川市に「千葉ドリームスター」という障害者野球チームがある。県唯一のチームで、障害者スポーツの普及などを目的としたNPO法人G2プロジェクトによる事業だ。

 このチームがNHKBSの「真央が行く!」千葉県編に登場した。フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さんが、パラスポーツを体験、応援しようという番組。真央さんが話を聞くのは土屋来夢選手だ。

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