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[2020年米大統領選] rss

【2020米大統領選】「トランプ劣勢」は本当か

 11月の投票日まで4カ月を切った米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領のリードを伝える世論調査結果が相次いでおり、共和党のトランプ大統領は再選が厳しくなったとの印象を与えている。

 だが、世論調査はどこまで信頼できるのか。2016年の前回大統領選は、民主党のクリントン候補が優勢という世論調査と逆の結果となっただけに、過信は禁物だ。(編集委員・早川俊行)

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2020年大統領選挙、バイデン元副大統領の7つの死角

 2020年7月現在、各種世論調査で全米支持率及び接戦州支持率で民主党のバイデン元副大統領がトランプ大統領(共和党)に優位に立っている。実際、5月及び6月の資金調達額でもバイデンが強さを見せており、トランプは非常に苦しい立場に置かれている。

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「バイデン米大統領」誕生なら…

《 記 者 の 視 点 》

 ネット上で使われるスラング(俗語)に、「逆神」という言葉がある。立てた予想がことごとく外れる人のことを指すが、筆者がワシントン特派員として米国の外交政策をウオッチしていた時、この言葉が最も当てはまると感じたのが、ジョゼフ・バイデン前副大統領だった。

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建国の父の銅像がトランプに南部接戦州での勝利をもたらす理由

 米国の街中には様々な銅像が立ち並んでいる。それらは街の風景と調和し、米国や地域の歴史、その文化を象徴する存在として人々によって慈しまれる対象となっている。

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トランプ米大統領再選への道

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき

 米大統領選挙まで5カ月を切ったが、トランプ大統領の支持率がとうとう4割を切り、トランプ陣営では、悪夢が実現するのではないかとの不安が広まっている。背景には新型コロナ感染対策の失敗、悪化する経済、白人警察官による黒人の殺害に始まった差別抗議運動に対する対応の悪さがある。

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2020年秋、『世界の終末』は起こるか?―連邦検事解任の深層

 2020年6月19日、ウィリアム・バー検事総長は7月3日にニューヨーク南地区担当連邦検事バーマン氏が辞任し、米国証券取引委員会の会長であるジェイ・クレイトン氏が後任に指名されることを発表した。数時間後、バーマン氏は辞任せず、「大統領に任命された候補者が上院で承認されるまで」辞任しないと述べた。

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バイデン氏、左派と政策協議 米大統領選

 米民主党の大統領候補指名が確定したバイデン前副大統領と4月に選挙戦から撤退した急進左派のサンダース上院議員の間で政策協議が進められている。「民主社会主義者」を自称するサンダース氏の主張がバイデン氏の政策に取り入れられることによって、左派色が強まるかが注目される。 (ワシントン・山崎洋介)

「ヒラリー・クリントン氏よりもジョー・バイデン氏との関係の方が良好だ」

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ヒラリーの米国乗っ取り作戦

 6月9日に行われたジョージア州での予備選挙ではコロナ対策もあって大混雑した。ますます郵送投票拡大を期待する声があるが既に郵送投票は、かなり行われていて、そのため投票所が減らされたのが混雑の原因。悪意で解釈すると郵送投票を拡大するための民主党の陰謀では?それと投票集計装置の不具合も混雑に拍車を掛けたようだ。

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経済復活に賭けるトランプ氏

 11月の米大統領選で再選を目指す共和党のトランプ大統領(74)は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中断していた選挙集会を再開し、民主党のバイデン前副大統領(77)との対決に向けた選挙活動を本格化させる。投票日まで約4カ月半となる中、今後の選挙戦を展望する。 (ワシントン・山崎洋介)

 「偉大な米国の復活が始まった」

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新型コロナめぐる真実の重要性

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき

 トランプ政権の新型コロナウイルスをめぐる中国攻撃が一層過熱している。ウイルスを発生させ、ウイルスに関する情報を隠蔽(いんぺい)し、その結果、世界中にウイルス感染を拡大したと中国政府の責任を追及している。中国政府の対応に過ちがあったのは間違いない。

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トランプ VS Twitterが暗示する米国の政治対立の未来

 トランプ米大統領とTwitter社の鍔迫り合いが本格化してきた。両者の本格的な対立激化のきっかけはTwitter社がトランプ大統領の「つぶやき」に対し、閲覧に注意喚起を呼びかける表示を行ったことだ。具体的にはトランプ大統領が郵便投票の不正発生に関する可能性と暴動に対する武器使用を示唆する内容を呟いたことに対し、Twitter社がその妥当性に疑義を呈した形となっている。

 怒り心頭のトランプ大統領は1996年に制定された通信品位法230条に認められたSNSなどのプラットフォーマーに認められた免責事項に対し、政府がプラットフォーマーが誠実な運用を行っているか否かの調査等を行う大統領令に署名した。この大統領令はプラットフォーマーに重い責任を生じさせる結果を生み出す可能性があり、米国の強みでもある世界を席巻するSNS事業者らの影響力を削ぐことになるかもしれない。(もちろん業者からの違憲訴訟も想定されるため、物事は簡単に進まないとする見方も強いが)

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コロナ後の世界—米中に分割のシナリオ

 トランプ大統領は5月14日、コロナ問題での中国との関係において、最も強いコメントの1 つをした。トランプ政権はウイルスに関する情報を控えているとして中国に罰金を科したり金銭的補償を求めたりする手段を検討している。しかし「関係全体を断ち切るならば5000億ドルを節約できる。」

 この後半部分は1月15日に締結された米中貿易合意第一段階への不満を示唆するものと思われる。というか2年以上に亘った貿易戦争を以てしても、中国中心になってしまった世界のサプライチェーンの切断は十分ではなかった。そのため同合意が出来た直後に、既に問題になって来ていたコロナウイルスのお陰で、このサプライチェーンの切断が進むのではないか?—という発言を、トランプ氏の貿易顧問ナヴァロ氏がしているほどである。

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サンダース失速の原因―世界的少子化問題と民主主義の限界

  今年の大統領選挙で民主党の候補者が勝つのは難しそうだった。アイオワやネバダの党員集会の投票参加者は、4年前と同じくらいでしかなかった。ニューハンプシャーは増えたものの、それは州全体の人口増加プラスαくらいだった。

 そのプラスαには仕掛けがある。ニューハンプシャーの予備選では、共和党支持者が民主党の予備選で投票しても構わない規則になっている。そこで自分が勝ち易そうな相手に民主党予備選で投票して欲しいと、トランプ氏が共和党支持者に呼び掛けていたのである。同じ作戦がサウスカロライナでも行われたという。

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サンダースの進撃を妨げたヒラリーの悪霊

アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダと快進撃を続けていたサンダース候補は、サウスカロライナで躓き、スーパーチューズデーで決定的にバイデンに追い越された。その理由は、一つにはヒラリーの悪意である。

もしサンダースが掲げる国民皆保険的なものが実現したら、今まで彼女に莫大な献金をして来たと言われる製薬業界や民営医療保険の会社が困る。ところが、これらの会社は昨年だけで、サンダースに160万ドルの献金を行なっている。サンダースが大統領になっても自分達が余り困らないようにしてもらうための「保険」だろう。つまり政治資金の奪い合いでしかないのである。

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米大統領選、中国問題が主要争点に

 11月の米大統領選で、中国問題が主要争点として浮上している。中国が新型コロナウイルスの初期対応で隠蔽(いんぺい)を図り、感染拡大させたことに対する有権者の反発が高まっていることが背景にある。トランプ大統領と民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領の両陣営で、互いの対中姿勢が「弱腰」だとする非難の応酬が始まっている。(ワシントン・山崎洋介)

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コロナが揺さぶる米大統領選

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき

 勢いが止まらない新型コロナウイルスの感染拡大、そして跳ね上がる死者数はアメリカの大統領選挙の動向にも影響を与えている。

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民主バイデン氏指名確実

 米大統領選の民主党候補指名争いで、急進左派のサンダース上院議員(78)が8日、撤退を表明した。中道派のバイデン前副大統領(77)が指名を獲得することが確実となり、11月の本選で再選を目指す共和党のトランプ大統領(73)と対決する構図が固まった。

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私たちはジョー・バイデンを本当に知っているのか

 あなたが、ホワイトハウスの尊厳を回復するために、あるいは、大統領執務室に、政治家気質をたたき込むために、11月の大統領選に一票を投じるつもりであるなら、ジョー・バイデンに対するあなたの関心を改めて考えてみることをお勧めする。  このように言うのには、二つの理由がある。第一に、ジョー・バイデンは、ミシガン州その他の予備選におけるバーニー・サンダースとの闘いで決定的勝利を果たし、彼が民主党の指名候補になりそうだからである。民主党員は明らかにドナルド・トランプをやっつけたいと思っているわけで、この使命を達成させる可能性が一番高いのは、激しい反トランプ感情を持つバイデン氏だとみて、彼に白羽の矢を立てたのである。しかし、そうだろうか。それが、私たちの第二の理由なのである。その理由は、ミシガン州での予備選前夜に起き、にもかかわらず、メディアはあらかた無視を決め込んだあの時の出来事の認識を土台に、理由を開陳したい。

 選挙運動で建設現場を訪れ、組合員労働者らに話し掛けたところ、バイデン氏は一人の若者に「あなたは活発に、私たちの合衆国憲法修正第2条の権利を縮小しようとして、私たちの銃を取り上げようとしている」が、銃愛好家である組合員労働者にどのように訴えようとするつもりだったのか、と聞かれた。それは全く理にかなった質問であった。それに、質問者は礼儀正しく質問した。バイデン氏の銃規制問題に対する姿勢は、せいぜいよく言って、矛盾に満ちたものだった。一番都合が悪いことは、質問者が指摘したように、バイデン氏は――本気で銃の没収を求めている――ベト・オルーク(テキサス州出身前民主党下院議員、2019年11月2日に大統領指名候補争いから撤退した)に、もし、大統領に選出されたら彼を、銃規制担当官にすると約束していた。

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4州でバイデン氏勝利

 米大統領選の民主党の候補者指名争いは10日、予備選が6州で実施された。中道派のバイデン副大統領(77)が中西部ミシガン州など4州を制し、指名獲得に大きく前進した。一方、サンダース上院議員(78)は厳しい戦いを強いられている。

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高齢者らのレースのゆくえ

 「未来はかつてのような未来ではない。」これは、年寄りの知恵の言葉にせよ、皮肉にせよ、普通、名言・迷言家ヨギ・ベラが言った言葉とされているが、新鮮さが失われることはないように思える。10日前、民主党の未来は、すべて、バーニー・サンダースに懸かっており、ジョー・バイデンは使い捨てされているように見えた。それから、スーパーチューズデーがやって来た。ジョーおじさんは、政治的遺体安置所からはい上がり、党の大統領指名候補選に復帰した。社会主義が中道主義に不意打ちを食らった形だ。しかし、喜ぶのは早過ぎる。民主党にはまだしっかりと左翼が根を下ろしている。  全米14州で行われた予備選では、(7月の)民主党大会に向かう代議員の3分の1が割り振られ、そして、バイデン氏は、南部での大勝のおかげで、一番良い成績を挙げた。彼が獲得した10州の中には、代議員の人数の多いテキサス州、ノースカロライナ州、そしてバージニア州がある。サンダース氏は、彼のホームステート、バーモント州を含む4州を獲得という低調だった。それでも、彼は、トップ賞――カリフォルニア州――を勝ち取った。まだ挽回は可能だ。

 億万長者のマイケル・ブルームバーグは、選挙では、カネにものを言わせて愛を買うことはできないということを実証して見せた。彼の5億㌦の選挙資金は彼に米領サモアだけを勝ち取らせただけだった。それで、負けを認めて、バイデン氏を支持する気持ちになった。最後まで粘っていて、一番屈辱的敗北を認めざるを得なかったのは、エリザベス・ウォーレン上院議員だった。彼女は、ホームステート、マサチューセッツ州でさえ、ようやく最終的に3位になったにすぎなかった。

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米民主党候補選、一本化長引けば党内に亀裂も

 米大統領選の民主党候補指名争いは、序盤の天王山となる「スーパーチューズデー」で、中道派のバイデン前副大統領が息を吹き返し、急進左派のサンダース上院議員と互角に渡り合う選挙戦に持ち込んだと言える。

バイデン氏が巻き返す

 スーパーチューズデーでは、予備選・党員集会が14州・1地域で一斉に実施され、バイデン氏は南部テキサス州など10州、サンダース氏は西部カリフォルニア州など4州で勝利した。

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スーパーチューズデー、バイデン氏が9州制し躍進

 米大統領選の候補者指名争いは最大のヤマ場となる「スーパーチューズデー」の3日、予備選・党員集会が14州・1地域で一斉に実施された。中道派のバイデン前副大統領(77)は南部テキサス州など9州、急進左派のサンダース上院議員(78)は西部カルフォルニア州など4州で、それぞれ勝利を確実にした。

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サンダースと衰退の道を行くのか

 「天下のすべての出来事には定められた時がある」と聖書にある。しかし、社会主義にはこの言葉は当てはまらない。民主党の大統領指名候補を勝ち取るために争っていた民主党員は、ついに、やむなく、大抵の米国人にとっては言うまでもなく、普通は、あり得ないような考えが飛び出したので、激しい反対の声を上げた。候補者自身は、日頃は、進歩主義的な決まり文句を並べて暮らしているくせに、珍しく、彼らのほうが、共和党よりも、旺盛な愛国心があることに改めて気付かされたのには、十分な理由がある。それは、ただ、バーニー・サンダース氏と彼の社会主義運動にストップをかけたいと必死に思い出したからなのである。厳しい目で選択しようとしている予備選の有権者も、だまされてはいけない。  火曜日の夜のサウスカロライナ州チャールストンにおける討論会は、1人対6人で争うレースの舞台となった。(7月中旬の正副大統領の指名候補が決まる)ミルウォーキーの民主党全国大会への長い旅路に生き残った者たちは、バーモント州選出の、フロントランナーとなった上院議員を、彼らの共和党の敵、トランプ大統領と同じくらい疎ましい人間のように仕立て上げようとし始めたのである。

 「私は、ドナルド・トランプが抱いているような、1950年代の社会秩序に対するノスタルジア、そして、バーニー・サンダースが抱いているような、1960年代の革命的政治のノスタルジアのシナリオは待望していない」と、インディアナ州サウスベンド前市長ピート・ブティジェッジ氏は言った。それは、明らかに、日曜日の夜のCBSニュースの番組「60ミニッツ」のインタビューに触れての発言であった。そこでサンダース氏は、冷静にキューバの独裁者、故フィデル・カストロを、1959年の流血の政権奪取後に彼が実行した識字計画のことで称賛した。

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