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[米大統領選] rss

「未知の世界」に進む共和党

容易でない挙党体制の構築

 米大統領選の共和党候補指名争いは、テッド・クルーズ上院議員の撤退により、実業家ドナルド・トランプ氏の指名獲得が確実になった。共和党は、政治経験を一切持たず、数々の暴言で大統領としての適性すら疑問視される「異端児候補」を担ぎ、11月の本選に臨むという“未知の世界”に進みだすことになった。

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一貫性欠くトランプ氏の外交

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 米国の選挙が、外交問題に左右されることはない。外交は、西側の国の中で最も米国が興味のない分野だ。理由は簡単だ。必要がないからだ。この生来の孤立主義は、米国の地形的例外主義からきている。ビスマルクはかつて、米国はあらゆる大国の中で最も幸運な国だと言ったとされている。両側に弱い国が接し、他の両側には魚がいるからだ。

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トランプ氏、同盟国日本への正しい理解を

 2016年米大統領選の候補指名争いで、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官が「社会主義者」のバーニー・サンダース上院議員を引き離した。一方、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏をテッド・クルーズ上院議員、オハイオ州のジョン・ケーシック知事が何とか追いかける構図となっている。

現実味帯びる指名獲得

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オバマは何を待っているのか

 54歳で、そして、間もなく失業する(もっとも、素晴らしい年金と旅行特典のごちそう付きだが)バラク・オバマが、前途に政治の世界でまだ何かあると信じるのも無理からぬことである。連邦議会は辞めた大統領には関心はない――することなすこと、何もかも知り尽くしているので。しかし、オプションはいろいろとある。

 国連関係では、新しい事務総長探しのための調査が行われている中で、少々、うわさに上っている。また、普通は、大統領になる可能性のみに限って名前を挙げたりする「大物らの推薦人グループ」の代理人なども、オバマ氏の名前を口にしている。国連は、少数派からの声で成り立っているが、大統領は、彼の外交政策の「変革:transformation」の多くを恵まれない国際機関に託してきている。

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各紙、クリントン氏支持を続々表明

 バーナード・サンダース氏は事実上、米主要紙から締め出された。米メディアが一斉にヒラリー・クリントン氏支持に回ったためだ。この元ファーストレディーに強い支持が集まる一方で、対抗馬サンダース氏の主張は非現実的と非難されている。

 50紙以上がクリントン氏支持を表明、サンダース氏は12紙以下と大きく後れを取っている。その上、サンダース氏支持の一部はネーション誌や大学新聞などのリベラルなメディアからだ。

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選挙にらみ変貌する民主党

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】こんなに変わってしまった。共和党の話ではない。共和党の有権者の37%が支持する最有力候補が、貿易、補助金改革、小さな政府、パックスアメリカーナに関する、場合によっては中絶までも含む、レーガン後にずっと守られてきた基準を否定する事態になっている。だがその共和党ではなく、民主党の話だ。

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指名獲得へ代議員に支持者を送り込むクルーズ氏

 テッド・クルーズ上院議員は、このまま大統領候補指名を獲得する可能性が下がったことから、規則を効果的に利用する戦略へと方向転換、7月の党大会に二重スパイ代議員を送り込んで首位を走るトランプ氏から勝利を奪いとろうとしている。

 これはクルーズ氏にとって大転換だ。クルーズ氏はわずか2週間前、党大会前で指名を獲得するために必要な1237人の代議員を獲得すると公言していた。しかし、ユタ州、ウィスコンシン州、コロラド州で勝利したものの、その差を埋めることはできず、間もなく、東海岸各州での予備選を迎える。

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大統領選で共和分裂の危機

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】ウィスコンシン州の予備選で一番の話題は、テッド・クルーズ氏が13ポイントの差をつけて勝利したことだ。これによって、党大会での1回目の投票でドナルド・トランプ氏が勝利する可能性は下がった。トランプ氏は、1回目の投票で勝利しなければ、指名獲得は難しいとみられている。

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安保理解しないトランプ氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】数多くの接戦が繰り広げられ、劇的な展開あり、露骨な反則ありの選挙戦の末、候補は4人にまで絞られた。サンダース、クリントン、クルーズ、トランプの各氏だ。世界が興味があるのは、どのような外交政策を持っているかだ。

 ①バーニー・サンダース、平和主義者

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共和党委員長、無党派出馬示唆するトランプ氏にくぎ

 ラインス・プリーバス共和党全国委員長は、ドナルド・トランプ氏ら共和党大統領候補が、指名獲得に失敗した場合に、第三党から出馬することはないと思うと述べた。しかし、第三党から出馬する候補がいた場合、共和党は対処する用意があることを明らかにした。

 プリーバス氏は3日、5本ものテレビニュース番組に出演し、トランプ氏が無党派候補として立候補しないよう働き掛けた。指名獲得候補を支持するという、共和党候補者らが署名した約束についての詳細に触れ、これに反する発言があれば対処することを示唆した。

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トランプ封じ込めの失敗 二極化でメガメディア凋落

 いわゆるスーパーチューズデイ(3月1日)の結果を受けて、いよいよ米国に「トランプ大統領」の出現が現実味を帯びてきた動向に危機感を抱いた日米のメガメディアは、こぞって反トランプの論陣を張って国民世論への啓蒙活動を展開し始めた。

 しかし現在までのところ、こうしたキャンペーンの成果は一向に上がらず、その後のミニスーパーチューズデイ(3月15日)でも勢いは止まらずトランプ候補の圧勝となり、今や彼は共和党の大統領候補者指名に必要な票数の半分を手にする最有力候補者としての基盤を固めつつある。

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トランプ氏阻止は両刃の剣

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 共和党主流派は、ドナルド・トランプが党の候補となるのをなんとか阻止しようと必死である。トランプが候補指名に必要な票の半数強を獲得した今、その手段として真剣に語られているのが競合党大会(コンテステッド・コンベンション)である。しかし、それが技術的に可能であったとしても、トランプがそれまでに最多票を獲得していれば、党指導層やエスタブリッシュメントが一般有権者の意思を捻じ曲げたとして、共和党はますます批判を浴び、党は分裂する恐れがある。

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親イスラエル会合で大統領候補が非難合戦

 民主・共和大統領候補指名争いでトップを走る2人が21日、米国で最も影響力のある親イスラエル団体の年次集会で演説し、大きく異なるメッセージを伝え、互いに非難し合った。

 ヒラリー・クリントン前国務長官は演説で、ドナルド・トランプ氏を名指しはしなかったものの、不安定な中東でイスラエルの安全を守るために必要な「判断力」に欠けると指摘し、このニューヨークの富豪を強く非難した。

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暴力を扇動するトランプ氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】国際的、歴史的基準から見て、米国で政治的暴力はほとんど見られない。最後に政治をめぐって重大な暴力が起きたのは1968年だ。民主党大会で暴動が起き、流血沙汰となった。この基準で見れば、2016年はまだおとなしい方だ。だが、これからもそうだという保証はない。

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「トランプ米大統領」誕生なら世界はどうなる

 米大統領選の共和党候補指名争いで、“暴言王”の実業家ドナルド・トランプ氏が指名を獲得する可能性が高まっていることを受け、米外交専門家の間で懸念が広がっている。日本に批判的な発言を繰り返すトランプ氏が実際に大統領になれば、日米関係にきしみが生じ、アジア太平洋地域の安全保障にも否定的な影響が及ぶ恐れがある。 (ワシントン・早川俊行)

 「メキシコ、中国、日本を打ち負かす」――。トランプ氏が貿易問題で他国を批判する際、メキシコ、中国とともに必ず名指しするのが日本だ。日本の「円安誘導」で、建機大手コマツが米キャタピラーから不当に利益を奪っていると主張することも多い。

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「トランプ米大統領」をスーパーチューズデーで考え始めた「新報道」

 米大統領選の民主・共和両党の候補者指名争いがたけなわだが、15日のミニ・スーパーチューズデー(オハイオ、フロリダなど5州)には大勢が決まるかもしれない。特に共和党は、1日のスーパーチューズデー(11州)で7勝と大勝した不動産王のドナルド・トランプ氏の勢いが収まらないのだ。

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カジノ建設業者への支払い拒んだトランプ氏

 マーティー・ローゼンバーグ氏は、会議テーブルを挟んでドナルド・トランプ氏と向き合って座り、現在、共和党大統領選でトップに立つトランプ氏が契約を履行しなかったために、ローゼンバーグ氏の会社が約50万㌦を失うことになると語った。

 1990年のことだ。トランプ氏は、ホテルとカジノを備えた「タージマハル」を建設したが、破産目前だった。一方で、ローゼンバーグ氏のアトランティック・プレート・グラス(APG)社など数十社の業者はニュージャージー州アトランティックシティーに豪華な巨大カジノを建設し、遅れている6000万㌦以上の支払いを待っていた。

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トランプ氏候補指名阻止を

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】キリスト教福音派に何が起きたのだろうか。福音派はテッド・クルーズ氏の支持基盤だと思われてきた。しかし、スーパーチューズデーではドナルド・トランプ氏を支持した。

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米大統領選、トランプ氏の排外主義を憂慮

 米大統領選の共和党候補者指名争いで、不動産王ドナルド・トランプ氏が他の候補に大差をつけて先頭を走っており、「トランプ旋風」と呼ばれている。

 我々が不安に思うのは、トランプ氏の主張が偏狭なナショナリズムに基づいていることだ。万一大統領に選出されれば、日米関係だけでなく、世界の平和と安定への不安材料となろう。

日本も批判の矛先に

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「トランプ阻止」2つのシナリオ

2016 米大統領選

 米共和党の大統領候補指名争いは、“暴言王”の実業家ドナルド・トランプ氏による指名獲得が現実味を帯びてきたため、党内で「トランプ阻止」の動きが活発化してきた。だが、1日の「スーパーチューズデー」を制したトランプ氏の指名獲得を防ぐ道は狭まってきており、残されたシナリオは①反トランプ候補を一本化する②党大会での「談合」に持ち込む――の2つに絞られつつある。(ワシントン・早川俊行)

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KKKを非難しないトランプ氏

 2013年の上院移民法案への反対を主導したジェフ・セッションズ上院議員は28日、大統領候補として実業家のドナルド・トランプ氏を支持することを明らかにした。セッションズ氏のこれまでの行動に反するものだが、予備選最大のイベントを控え、トランプ氏にとっては追い風となる。

 そのわずか数時間前、トランプ氏はテレビのインタビューで、クー・クラックス・クラン(KKK)やKKKの元指導者デービッド・デューク氏の人種差別を非難することを拒否、トランプ陣営が移民排斥論者へとかじを切ったばかりだった。

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バイデン氏の1992年ルール:レームダック指名は不公正

 オバマ大統領は最高裁の構成を変え、死去したアントニン・スカリア判事の後任を指名しようとしているが、それを阻止するのはバイデン副大統領かもしれない。共和党が、当時上院議員だったバイデン氏が、レームダックの大統領がこのような重大な決定を下すのは「公正でない」と発言した1992年のスピーチを発見したからだ。

 当時、司法委員長だったバイデン氏は、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領に対し、「政治的な時期」の開始後は、大統領は選挙が終わるまで一歩引いて、待つべきだとくぎを刺していた。

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