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[科学技術] rss

若者よ、探査機「フィラエ」を見ろ!

 以下の時事通信13日付の記事を読んで感動し、思わず目頭が熱くなってきた。先ず記事を読んで頂きたい。当方の老化現象による涙腺の損傷でないことを理解して頂けるだろう。記事の見出しは「探査機『永遠の冬眠に』」だ。

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ノーベル物理学賞の梶田さん「すごくうれしい」

 米国などの研究チームが重力波を観測したと発表したことを受け、岐阜県・神岡鉱山地下の観測装置「KAGRA(かぐら)」で観測を目指してきた日本のチームが12日、千葉県柏市の東京大宇宙線研究所で記者会見した。素粒子ニュートリノの研究でノーベル物理学賞を受賞し、チームの責任者を務める梶田隆章所長(56)は「われわれにとってもエキサイティングだ」と語り、興奮を隠さなかった。

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物理学者のアインシュタインはノーベル物理学…

 物理学者のアインシュタインはノーベル物理学賞を受賞しているが、それは今でいう「光子の発見」によってであって、「相対性理論」が対象ではない。意外の感もするが、100年前の発表当時、この理論の真価を見極めるのがいかに難しかったかを物語っている。

 このうち一般相対性理論は「質量が時空間をゆがめている」というもの。ニュートンが唱えた絶対空間の存在が真っ向から否定され、当時の科学者たちはさぞ驚いたことだろう。

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学校教育で冷遇される惑星科学

 私は隕石と小惑星の分光学という、惑星科学という小さな分野でも、さらに特殊な専門を30年以上続けているせいで、学校教育や一般の人々とは関連は薄かった。しかし、はやぶさミッションが有名になったおかげで、近年では学校や一般の講演会で話す機会も増えた。

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寝耳に水の日本の次期惑星探査とポストはやぶさ2

 最近、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は次期惑星探査計画として、SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)と火星衛星試料回収ミッションを決定した。今回は、これらに対して、「太陽系と地球の起源を知りたい」と願う一惑星科学者として、かなり一方的に聞こえるかもしれないが、苦言を交えた批評をしたいと思う。

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原発の未来、「脱」「推進」二者択一か

 東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故により、わが国の原発世論は「反原発」一色に染められ、言論界では市民に対し「脱原発」か「原発推進」を迫り、政治もそれに迎合するなど、柔軟性を欠いた原発論に私はその愚かさを感じずにはいられない。この愚かな原発論に対し、「第三の道」を提唱しそれを「改原発」と名付けて、わが国が進むべき道と主張している。

改原発 核融合発電に切り替えよ

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ポストはやぶさ=はやぶさ2ミッションの背景:MEFレポート

 日本で惑星探査ミッションが人々に広く知られるようになると、その打ち上げとか行き先とかが大きく取りあげられるが、その決定に至った過程などは通報されないか、忘れ去られることが多いと思う。現在進行中のはやぶさ2が提案された経緯もその1つかも知れない。はやぶさ2の実現に貢献した最大の活動は、おそらく小天体探査フォーラム(Minorbody Exploration Forum、MEF)だろう。以下にMEFの説明がある。http://www.minorbody.org/about.html

 MEFは、MUSES-C(はやぶさ)計画が進行中で、まだ打ち上げ前の2000年に発足し、主に宇宙研の矢野創氏が中心となって、次期太陽系探査を提案してきた団体だ。日本の太陽系探査ミッションが、どちらかといえば政府や研究所主導のトップダウン式に進められてきたのに対し、市民参加型の真にボトムアップ式な機構を作り上げたと言える。その成果が、以下に掲載されているMEFレポートだ。http://www.minorbody.org/mef-report.html

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宇宙開発の民営化に期待する

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】人それぞれ見方、考え方は違うものだが、一致できるものもある。2015年は惨めな年だった。喜ぶべきものがあるとすれば、リンカーン・チャフィー氏と、冥王星への接近・通過だろう。航空分野でも未来に期待できる大きな進展があった。

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喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた…

 喜ばしい科学分野のニュースが飛び込んできた。理化学研究所が、原子番号113番の新元素について、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に発見者として命名権を認められた。

 物質の元となる元素の種類を網羅した元素周期表に、日本発の元素の名前が載ることになる。アジアでは初めての快挙だ。従来、未知の元素の発見や命名は、原子の概念を規定し、実験で確認した欧米が独占していたが、その一角を日本が崩した。

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日本の宇宙基本計画の進展

慶應義塾大学教授 青木 節子

 昨年(平成27年)の1月9日、第三次宇宙基本計画が首相を議長とする宇宙開発戦略本部で決定された。初めて政策目標に「宇宙安全保障の確保」を明記しただけではない。他の二つの目標、「民生分野における宇宙利用の推進」、「宇宙産業及び科学技術の基盤の維持・強化」との関係でも、宇宙安全保障の確保を重点課題と位置付けると記された。

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小惑星「リュウグウ」目指す「はやぶさ2」、「衝突装置」で地下物質採取も

 12月3日に地球スイングバイを行い、14日に小惑星「リュウグウ」を目的とする軌道に入ったことが確認された探査機「はやぶさ2」。目指す「リュウグウ」には、いつ到着し、何をするのか。また、どんな小惑星なのか。

 はやぶさ2は初代はやぶさと同様、小惑星探査機。火星軌道と木星軌道の間に存在する小惑星を探査するのが目的だ。また、小惑星への到達という工学的な深宇宙往復探査技術の確立をも目指す。初代で実証した技術を継承、発展させ確実なものにするのだ。

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金星探査機「あかつき」 5年越し、「双子星」大気の謎解明へ

 主エンジンの故障、破損による2010年12月7日の軌道投入失敗から、丸5年。今度は姿勢制御用の小型エンジンを使って、見事に雪辱を晴らし、金星周回軌道への投入に成功した「あかつき」。

 今回の成功は、日本が地球以外の惑星で周回軌道投入に成功した初めての例でもある。

 これでやっと、本来の目的に向けた任務に取りかかる。5年越しとなった金星観測に向けた準備だ。

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新世代のX線天文衛星「アストロH」 “熱い宇宙”の成り立ちに迫る

 新世代のX線天文衛星「アストロH」が来年2月12日に、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット30号機で打ち上げられる。アストロHは、2005年に打ち上げられたX線天文衛星「すざく(朱雀)」の後継機で、感度を約100倍に高め、銀河の中心にある巨大ブラックホールや、銀河が集まった銀河団の形成過程の解明を目指す。X線を通して、可視光では見えない“熱い宇宙”成り立ちの謎に挑戦する。(床井明男、写真は宇宙航空研究開発機構=JAXA=提供)

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はやぶさ前後の日本の固体惑星探査の成功と失敗

 はやぶさ2の地球スイングバイの数日後、あかつき衛星の金星軌道投入が成功した。これは、5年前、はやぶさ初号機のカプセルが戻ってきて日本中が沸きに沸いた後、あかつきの主エンジンの故障により、最初の金星への軌道投入に失敗したことの再挑戦だった。当時は、全世界の脚光を浴びていたはやぶさの成功とは対照的に、日本の宇宙ミッションにおける惑星へのランデヴーというハードルの高さを思い知らされた時だった。

 思えば、はやぶさが打ち上げられた2003年は、火星へ向けて1998年に打ち上げられたPLANET-B(のぞみ)がトラブル続きだった時で、2003年12月に火星軌道への再投入を試みるが、米航空宇宙局(NASA)から強く要求された火星への衝突確率1%以下という精度を保証できず、挑戦もできないまま太陽を回る人工惑星となってしまった。映画では、川口先生がそれを非常に悔しがっているシーンが印象的だった。実際に、そのエンジントラブルや通信の途絶、そして米国からの圧力で諦めた経験が後にはやぶさでの頑張りにつながったのだろう。

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人工衛星数は米露が圧倒 日本は中国に抜かれ4位

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)が金星探査機「あかつき」の金星軌道投入に成功し、2010年5月の打ち上げから5年を経て、日本の探査機が初めて地球以外の惑星を回る軌道に入り、宇宙への関心が高まっている。

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小惑星探査機「はやぶさ2」が地球の重力を…

 小惑星探査機「はやぶさ2」が地球の重力を使った加速と軌道変更(スイングバイ)に成功し、目的地の小惑星「りゅうぐう」に向けた軌道に乗った。2018年6~7月ごろの到着を目指す。

 今回の成功で、プロジェクトマネジャーの津田雄一・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授は「メンバー全員力を合わせ、挑戦の航行を続けます。それでは地球の皆さん、行ってまいります」というコメントを出した。粋な発信だ。

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「はやぶさ2」の快挙と「人間の進歩」

 小惑星探査機「はやぶさ2」は3日、目的地の小惑星「リュウグウ」に向けて軌道変更に成功した。「はやぶさ2」は平成30年に「リュウグウ」に到着し、3度着地して岩石などを採取し、32年に地球に持ち帰る予定だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が14日、発表した。

 探査機の軌道修正には高度な計算が必要だろう。読売新聞電子版によると、「はやぶさ2は3日、米ハワイ付近の高度約3090キロで地球に最接近。引力の影響を受けて軌道を曲げ、小惑星へと進路を変更し、地球の運動エネルギーを受けて秒速約1・6キロ加速した」という。

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探査機あかつき 金星の謎解明へ再挑戦だ

 金星探査機「あかつき」が金星を回る軌道に投入された。2010年12月の失敗以来、5年越しの再挑戦での成功である。地球以外の惑星で、日本の探査機を周回軌道へ投入することに成功したのは初めて。

 待ちに待った金星の謎解明は、これからが本番だ。既に4年半の設計寿命を超えており、機体や観測機器への影響には不明な点もあろうが、万全を期して探査に取り組んでほしい。

軌道への投入に成功

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H2A初の商業衛星打ち上げに地理的な弱点の克服など各紙が評価

 日本の航空宇宙業界にとって、2015年の今年はまさに記念すべき年になったと言えるだろう。約半世紀ぶりの国産旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行成功と、H2Aロケット29号機による初の商業衛星打ち上げ成功である。

 今回は後者の、初の商業衛星打ち上げ成功(先月24日)について、各紙の論評を取り上げたい。

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はやぶさ2の地球スイングバイ

 先日、とうとう、はやぶさ2が打ち上げ後1年して地球上空に帰ってきて、地球の重力によってスイングバイをし、一路、小惑星リュウグウに向かった。3回予定されていた軌道調整も2度で終え、はやぶさシリーズ2号機として熟練の技を見せてくれたような、日本人として非常に誇れることだと思う。これから2018年6月までの2年半のリュウグウへの旅路は長いようにも見えるが、それまでに済ませておくべき多くのことがある。

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米中の宇宙開発の協力を後押し―NW日本語版の“軟弱外交”のススメ

 ニューズウィーク(NW)日本語版12月8日号に「宇宙での『中国外し』は限界」と題し、「宇宙開発 NASA(米航空宇宙局)が中国と協力することは禁じられているが存在感を強める中国を無視し続けるのは難しい」(リード文)という内容の記事が載っている。

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ノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章・東京大…

 ノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章・東京大宇宙線研究所長は、授賞式の行われるスウェーデン・ストックホルムに、研究拠点「スーパーカミオカンデ」の共同研究者を招待したという。岐阜県飛騨市の神岡鉱山地下にある同装置には地名の「カミオカ」が冠されている。

 当地は何の変哲もない鉱山の跡地だが、小柴昌俊氏が同装置の前身「カミオカンデ」を使って2002年にノーベル賞を取り、一躍世界に知られる地名になった。そして今、再び脚光を浴びている。

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JAXA、はやぶさ2の「地球スイングバイ」を実施

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日夜、昨年12月に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」を、地球の重力を利用して加速させ、目的地の小惑星「りゅうぐう」に向かう軌道に乗せる「地球スイングバイ」を実施した。

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