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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • [明日へのノート] rss

    教科書のバリアフリー化

     梅雨に入る6月ごろから、全国の教科書センターや学校、公立図書館などで、来年度から使用される検定教科書の一般展示が行われる。先日、仕事の帰りに教科書センターに立ち寄った。

     来年度から道徳の授業で使用される中学校の道徳教科書では、取り上げる偉人、装丁のビジュアルさの違いはあるものの、いじめ問題や情報モラルなど概(おおむ)ね似た内容で構成されている印象を受けた。

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    人生の宝積むスポーツに

     日大アメフット部の悪質タックル問題で、監督やコーチの指示に従った選手の潔い記者会見を見ながら、実に残念な思いがした。大学のスポーツがプロでなく、あくまでも教育の一環として行われるのならば、選手に潜在する能力を極限まで引き出してあげる監督やコーチであってほしいからだ。

     筆者は高校時代に一時期、剣道部に籍を置いたが、そこでは毎年、正月の練習初めに、近くの古い神社の100段を超える階段をうさぎ跳びで3回上ることが恒例になっていた。何とかやり切った時は、もう脚はぐらぐらで、学校の練習場まで歩いていくのもやっと。それでも、そこから通常の練習が始まる。大きな声を出して力を振り絞って動いていると不思議な感覚になった。脚が軽くて思うように動けるし、飛び込んで面を打つと面白いように決まる。心と体が一つになった境地、今流でいえば、「ゾーン」に入ったのだろう。

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    内なる“優生思想”

     子供の頃、近所にYさんという知能の発達が遅れた女性が、彼女の家族と共に暮らしていた。筆者が小学校の頃、彼女はたぶん30歳前後だったと思う。

     友人たちと遊んでいると、Yさんが「仲間に入れてちょうだいよ」とやって来たので、一緒にかくれんぼや鬼ごっこなどをした。知能は遅れていても、他人に危害を加えるようなことはまったくない女性で、逆にこちらがその容姿をはやし立てたり、意地悪をしたりして面白がった。

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    子供の養育環境改善

     先日、机まわりの資料を整理していると、昔の雑誌が出てきた。買ったことも忘れていたが、9年前の『週刊ダイヤモンド』(2009年7月25日号)だ。

     この号の特集は「子ども危機―この国で産み育てるリスク」。子供をめぐる五つの危機として、「ネット、携帯の危険」「学習意欲の低下」「保育園不足など貧弱な子育て環境」「産科・小児科医療」「子どもの貧困」を取り上げている。まだスマートフォンが普及する前だが、小学生のケータイ依存や児童ポルノなどにも触れ、「子育てをめぐる環境は、世界2位の経済大国とは思えないほど脆弱だ」と警鐘を鳴らしていた。

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    「こうのとりのゆりかご」11年

     棄(す)てられる命を救いたいと、熊本の慈恵病院が始めた「こうのとりのゆりかご」(通称赤ちゃんポスト)は、5月10日でちょうど11年。当初「年に1人あるかないか」という予想に反し、10年で130事例を超えた。

     「安易な子棄てを助長する」「子供が出自を知る権利が奪われる」といった批判がある中、匿名だからこそ救える命があると、匿名で受け入れてきた。

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    今も思い出す伝説の授業

     先日、故郷の弟から電話があって今年の夏に中学時代の同窓会があることを知らせてくれた。皆が還暦を迎える昨年はまだ勤めている人も少なくないだろうから、1年遅らせて開くというのだ。

     久しぶりに同窓生の面々のことを懐かしく思い出したが、どういうわけか、同時に、当時のある先生の授業のことが頭に浮かんだ。自分は受けてもいない授業なのに、だ。

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    新入生にとっては“魔の5月”

     入学式を4月に終えた小学校、中学校、高校、大学の新入生や、社会人1年生たちも、そろそろ、新しい環境に慣れてきた頃だろう。

     遊びの延長だった保育園・幼稚園から、勉強中心の小学校。親や幼稚園バスで送迎されていたものが、自分の足で通学を始め、通学路での事故にも気を付ける必要が出てくる。先日も、通勤途中で、友達とふざけ合って、道路に飛び出してきた小学生がいて、ヒヤッとした。学校での教育か、家庭での躾か、道を譲ると、丁寧にお辞儀して「ありがとう」と心温まる声を掛けてくる子供もいる。

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    セクハラになる性教育!?

     セクハラ被害者を支援する「#MeToo」(私も)運動が世界で広がっていることで、日本でもセクハラに対する関心が高まっている。新しい言葉が生まれることで、それまで隠されていた問題が表に出るようになり、社会の認識が改まるということはある。セクハラで難しいのはその定義が明確でないことだが、社会の目が厳しくなっていることは確かだ。

     法務省の委託で「人権教育啓発推進センター」が制作(2010年)した、企業における人権研修シリーズ「セクシュアル・ハラスメント」には「相手に不快な思いをさせるだけでもセクハラ行為になる場合もあります」とある。この問題は、被害を訴える側の気持ちを中心に判断することが大切だということだろう。

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    変わる大学入試に思う

     新年度が始まって3週間。毎朝、わが家の前を幼稚園児と小学生、それに中学生が初々しい姿で通る。中3になった筆者の息子と並ぶようにして、この間まで小学生だった子たちが大きめの制服に身を包んで通う姿は、何だか微(ほほ)笑ましい。

     さて、息子が中3になったこともあって、知人に会うたびに「いよいよ受験ですね」と言われる。今のわが家は受験という雰囲気にはなっていないが、義務教育の中学校と本人の意思で通う高校では全く違うことを、親としては意識させられる。

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    定年を迎える夫と妻

     定年は男性だけのものではないが、定年に関する本は男性が書いたものが多い。軸足を生活に置いている女性と違って、定年は男性にとって格別な意味を持つようである。

     以前、地域の集まりで会った男性が、リタイアした時の苦い経験を話してくれたことがある。勇気を出して地元のイベントに顔を出した時の失敗談だ。自己紹介で何気なく「一応、銀行マンをやってまして」と言った瞬間に感じた冷たい視線にショックを受けたという。過去を軽々に口に出せないとしたら、どうやって人間関係を築いていけるのか。強い自己喪失感を覚えたという。

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    軍事研究は平和を脅かす?

     かつて「産学協同」研究が、「大学と独占資本との癒着」「大学教育の独占資本への奉仕」などと糾弾された時代があった。1970年代後半、各大学が創立◯◯周年記念事業のため企業募金を行うと、左翼学生たちが学内で関係教授たちを追い回してつるし上げることも日常茶飯事だった。産学連携や産学官連携が当たり前になった現在では信じられない光景だろう。

     ただ、イデオロギーに基づく産学協同批判はなくなったが、実際に産学協同がうまく機能しているかというと、そうとも言えない。「研究費補助は多く、口出しは少なく」という大学(教授)側と払った研究費に見合う成果が欲しい企業側との思惑の違いを調整するのは容易でないためだ。

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    「ゆとり教育」の核心

     入学シーズンだ。大きなランドセルを背負ったちびっ子たちの姿はほほ笑ましい。そのランドセルの傾向として、軽量化が進んでいる。「脱ゆとり教育」で教科書が厚みを増して重くなったからだとか。教科書の厚さだけを見れば、脱ゆとりが定着したように思えるが、実態はどうか。

     官僚時代、「出会い系」バー通いをしていた前文部科学事務次官が公立中学校で講演したことに関して、文科省がなぜ講演者に選んだのか、などと学校に問い合わせたことが、一部のメディアで大問題として報じられた。前事務次官の講演に使われたのがゆとり教育の柱として導入された「総合学習の時間」だ。

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    児童虐待と関係機関の連携

     先日、児童虐待に関するシンポジウムに参加した。テーマは児童虐待への刑事的介入と関係機関の連携だ。警察と児童相談所(児相)をはじめ関係機関が連携を強める必要があると言われることが多いが、それには難しい課題がある。

     虐待事件解決のために犯罪捜査を行う警察は、関係機関に情報提供を求めることはあっても、虐待者を逮捕したこと以外の情報を公表できない。他機関からすると、情報を提供して協力しても、その後に虐待者の状況などが分からないことになる。

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    博士卒人材を守れ

     大学法人化以降、大学の交付金が1割以上も削減する中、若手研究者の研究環境は厳しいものがある。

     科学技術・学術政策研究所が公表した「博士人材追跡調査」第2次報告によると、大学院生の2人に1人が週10時間以上のアルバイトに追われ、ダブルワークが当たり前というのが現状のようだ。

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    生涯記憶に残る道徳授業

     いよいよ今年の4月から小学校で「特別の教科」としての道徳の教育が始まる。中学校では来年4月からという。と言われても、何十年も昔に小中学生だった筆者の時代にも、学校で道徳の時間があったし、教科書のようなものが配られて、それを勉強した記憶がある。

     「あれは何だったのか」と思って調べてみると、敗戦の年の暮れにGHQ(連合国軍総司令部)によって戦前の道徳教科であった「修身」の授業停止と教科書回収を命じられて後、独立した教科や時間で道徳教育は行われず、社会科や学校教育全体によって道徳教育を行う方針が取られていたが、昭和33(1958)年からその要として「道徳の時間」が新設され、現在まで続いてきた。

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    心のバリアフリー

     平昌冬季パラリンピックが9日、開幕する。パラリンピアンと言えば、筆者が真っ先に思い浮かべるのは成田真由美さん(47)だ。冬季ではないが、アトランタ、シドニー、アテネ、北京の4大会連続出場。女子水泳で金15個を含む20個のメダルを獲得している。

     6年前、成田さんにインタビューした。その時、人生に前向きな彼女の姿勢に、自らの生き方を正された思いをしたのを鮮明に覚えている。

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    親の介護に備える

     昨年の暮れ、親族から電話があった。「心配になって……」というので何事かと聞くと筆者の母からお歳暮が送られてきたのだが、なんと同じ品物が日を空けて2回送られてきたという。80歳を過ぎた母が精神的に参っているのではないかと案じたわけである。

     筆者の父は3年前に他界し、実家には母が一人で暮らしている。電話でお歳暮のことを確かめると、「送るべき人に送っていないのではないか」と心配になり、気付かないまま2回送ったらしい。日常的に誰かと会話する時間が少なくなっていることも精神的に影響しているようだ。

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    里親希望は100万世帯

     先日、NPO法人キーアセットが主催する養育里親説明会に参加した。その日、参加者は4人。筆者以外は子育て経験がない。40代のご夫婦は特別養子縁組を希望していた。50代の既婚女性は「大学に行けない若者に教育支援をしてあげたいと思って参加した」と話していた。里親希望者は子育てがひと段落した50代、60代夫婦、子供に恵まれない40代夫婦が多い。

     しかし、説明会に参加し、研修を受けても、実際に里親になるのは数%にすぎない。これは里親委託率7割のイギリスでも事情は同じだ。何が違うかと言うと、フォスタリング事業にお金を掛けているかどうかだと、同法人代表の渡邊守さんは雑誌インタビューで答えていた。実際、キーアセットが、関わった福岡市は、短期間で里親委託率が50%になった。民間が関われば成果が上がるということだ。それに里親委託した方がコストはかなり削減できると専門家は見ている。

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    意外なフランス人権宣言

     「人民は常に憲法を再検討し、改正し、変更する権利を有する。ひとつの世代が、自らの法に将来の世代を従わせることはできない」

     これはどこかの改憲派の主張を引っ張ってきたものではない。かの有名なフランス人権宣言(人間および市民の権利の宣言)の一条文だ。とは言っても、私たちが社会科や世界史の中で学んだ1789年の人権宣言ではなく、1793年6月の人権宣言の28条だ。

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    春は必ずやって来る!

     受験シーズ真っ只中(ただなか)だ。都心を歩くと、受験のために上京してきたと思われる親子連れが目に付くようになった。例年になく厳しい寒さが続いているが、受験生やその家族は余計に身に応えるのではないか。

     昨年、次女が大学に入学したことで、筆者の子供3人はすべて受験を終えたが、それぞれに忘れられない思い出がある。長女の場合、AO入試だったが、実技の試験があったことや、親としての初めての経験だったことで、家中ピリピリしていた。

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    納豆食べて骨折予防を

     21日の大雪、除雪、雪かきで路肩にたまった雪が、このところの寒波で解けないで、そのまま残り、避けようと思っていた転倒がわが身に起こった。

     気を付けて歩いていたものの、近所の軒下の“雪山”を越えようと、踏み込んだ瞬間、下の氷と雪かきした圧雪の間で足元がツルっと滑り、転倒、足首をひねって、手の付き方が悪かったのか、小指、手首もひねってしまった。

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    進化論の一面的な自然解釈

     平成30年の新しい年が始まった。二十四節気ではまだ、最も寒い時期が始まる小寒(今年は1月5日)を過ぎたところで、春が始まる立春(同2月4日)まで厳寒期が続く。体感的にも春の訪れはまだまだなのに、1月を迎えると不思議と肌を刺すような朝の冷気の中に「新春」を感じてしまう。人の感覚は案外でたらめだ。

     春といえばどんな色を思い浮かべるだろうか。それぞれ暮らした場所の環境にもよるだろうが、筆者の場合はやはり桜の薄いピンクだ。小学校に入学する頃、卒業して中学校に上がる頃、新しい生活の始まりが桜のイメージと重なっているためだろう。

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    方言よ、消えるな!

     東北にある筆者の実家には筆者の父、兄夫婦、そしてその長男夫婦と3歳になる娘の4世代が住んでいる。所用で、実家を訪れた時、かわいい盛りの甥(おい)の長女と遊んだが、そのおしゃべりにほとんど訛りがないことに気づいた。標準語なんて、まったくしゃべらなかった筆者の子供時代と大違いだ。

     東京に戻る新幹線を待つ間、駅近くの喫茶店に入った。若い女性店員が見事な標準語をしゃべった。年を追う毎に、故郷の若者から東北弁を聞くことが少なくなっている。

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