ワシントン・タイムズ・ジャパン
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[宗教] rss

「聖ニコラウスの日」を救え!

 本来ならば、そう、本来ならば11月に入れば、欧州各地でクリスマス市場が開かれ、訪れる人で賑わうシーズンだ。しかし、今年は全てがうまくいかないのだ。欧州最大規模のウィーン市庁舎前広場のクリスマス市場も来月6日まで続く第2次ロックダウン(都市封鎖)の外出制限が解けるまで本格的な営業は出来ない状況だ。クリスマス・ツリーは立ったが、そのツリーも「運搬中に枝が落ちたのではないか」といわれ、例年のような生き生きしたツリーではない、という市民の声が聞かれる。ついていない時はツリーまでもそうなのだ。

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トランプ氏を鼓舞する元駐米教皇大使

 元米ワシントン教皇大使だったカルロ・マリア・ビガーノ大司教の名前をご存じだろうか。バチカンは10日、性的虐待の罪により還俗させられたテオドール・マカーリック枢機卿(米ワシントン大司教)が行った性犯罪のドキュメントや証言などをまとめた調査報告ファイル(460頁)を公表し、バチカンニュースはそれに関連した記事で埋めている。ビガーノ大司教はそのマカーリック枢機卿の性犯罪をバチカンに報告すると共に、枢機卿の性犯罪を隠蔽してきたフランシスコ教皇の辞任を要求した高位聖職者として世界のカトリック教会を震撼させた人物だ。その大司教が米カトリック信者とトランプ大統領へ公開書簡を公開し、大統領選で守勢にあるトランプ氏を鼓舞していることが明らかになった。

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イスラムの本当の姿を

東京ジャーミイ広報・出版担当 下山茂氏に聞く

 東京都渋谷区にあるイスラム教寺院(モスク)「東京ジャーミイ」。日本人のムスリム(イスラム教徒)である下山茂さんは広報を担当しており、イスラム教への正しい理解を求めて活動している。信仰に出合い、現在の仕事へ至った経緯と、下山さんの考える現代社会で宗教が果たすべき役割について話を聞いた。 (聞き手=石井孝秀)

イスラム教の信仰を受け入れるきっかけは。

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「祈る」のはローマ教皇だけではない

 欧州では2日、「死者の日」(Allerseelen9だ。一部のカトリック教会では祝日だが、当方がお世話になっているオーストリアでは休みではない。ドイツでは2日から部分的ロックダウン(都市封鎖)が施行された。4週間の予定だが、相手が新型コロナウイルス(covid-19)だけに100%確実な予測は元々不可能だ。隣国オーストリアでは3日から部分的ロックダウンが始まる。急増する新規感染者を抑えるために外出制限(午後8時から午前6時までは条件付)が実施される一方、通常の営業活動はオープンできるが、ホテル業、レストラン、喫茶店は閉鎖される一方、幼稚園、学校は続行され、上級クラスと大学ではオンライン授業となる。それ以外はこれまでの感染規制措置の継続だ。

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「鎮座百年祭」厳かに 東京・明治神宮

 明治天皇と昭憲皇太后を祀(まつ)る明治神宮(東京都渋谷区)は1日、創建から100年を迎え、「鎮座百年祭」を行った。新型コロナウイルス感染症対策で、祭典の招待客は10年前の九十年祭の半分以下に抑えられた。

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400日「独房」にいた枢機卿

 「凱旋訪問」というべきか、それとも単なる「私的謁見」というべきだろうか。バチカンニュースは後者を選んでいた。オーストラリアのローマ・カトリック教会の重鎮だったジョージ・ぺル枢機卿(79)はフランシスコ教皇が新設した財務長官(2014~19年)に抜擢され、文字通り、バチカンのナンバー3の立場に登り詰めたが、メルボルン大司教時代の未成年者への性的虐待問題が浮かび上がり、苦境に陥った。母国オーストラリアに戻り、裁判に専心。一時は6年の有罪判決を受け、400日間を刑務所、厳密にいえば、独房生活を送ってきたが、今年4月、オーストラリア最高裁判所は「証拠不十分」として無罪を宣言した。そしてバチカンに戻り、フランシスコ教皇と今月12日、晴れて会見したというわけだ。

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森鷗外の遺言と神道の死生観

生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く

 世界で死者が100万人を超えたコロナ禍の中、思い出したのが「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という森鷗外の遺言。宗教の核心は死生観で、日本人の生き方を宗教的に表現してきた神道は死をどう説いてきたのか。

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古仏の表情に見る究極の美

ポーランド人禅僧 如玄ノバクさん、エバ・ハディドンさん夫妻に聞く

 仙台市に住むポーランド人の禅僧・如玄ノバクさんと妻のエバ・ハディドンさん。共に坐禅修行を積みながら、それぞれ禅画と密画を描き続けている。共にポーランド芸術家協会会員。質素な日本家屋に住む二人を訪ね、仏教美術に対する思いなどを聞いてみた。 (聞き手=市原幸彦)

禅画を描こうと思ったきっかけは。

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東京のイスラム教モスク 信仰と感染防止の両立に腐心

 新型コロナウイルスの感染拡大は、宗教界にも大きな影響を与えた。東京都渋谷区のイスラム教モスク「東京ジャーミイ」でも、数百人が集まる金曜合同礼拝(集団礼拝)を自粛し、6月から再開した。これに対し近隣住民の誤解による批判や嫌がらせが起きているが、信徒たちは日々の信仰生活と感染防止対策の両立に取り組んでいる。 (石井孝秀)

 「これまで以上に清潔さを保つことに注意を払うようにしましょう」

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バハイ教の信仰に生きる

貿易商社社長 マスウド・ソバハニさん夫妻に聞く

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空海から弘法大師へ

前総本山善通寺管長 樫原禅澄氏に聞く

 今年は、空海が延喜21年(921)に醍醐天皇から「弘法大師」の諡号(しごう)を賜ってから1100年の記念すべき年。大師号を賜った高僧は27人いるが、単に「大師」と言えば弘法大師を意味し、四国では親しみを込め「お大師さん」と呼ぶ。全国に広まった大師信仰について前総本山善通寺管長の樫原禅澄さんに伺った。 (聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

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コロナ禍と「ペンテコステ」

 新約聖書を読む限り、イエスの時代には多くの奇跡があった。目が見えない人が目が見えるようになったり、死んだと思われた人が息を吹き返した。イエス自身、十字架上で死んで3日後、復活し、キリスト教をスタートさせた。21世紀の現代、なぜ2000年前のように奇跡が起きないのだろうか。

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パンチェン・ラマとは

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏

 ポンペオ米国務長官は18日、25年前にチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマに認定され、その後間もなく中国政府によって拘束された男性の居場所を「直ちに」公表するよう中国に要求した。米国が中国に切ったチベットカードのパンチェン・ラマとは、どういう存在なのか拓殖大学国際日本文化研究所教授のぺマ・ギャルポ氏が語った。

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生誕100年迎えた元教皇の「功罪」

 今月18日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の生誕100年目を迎えた。ポーランド出身のローマ教皇就任は欧州が東西に分裂していた冷戦時代の終焉に大きな役割を果たしたことは間違いない。冷戦時代、ポーランド統一労働者党(共産党)の最高指導者ウォイチェフ・ヤルゼルスキ大統領でさえ、「わが国はカトリック教国だ」と認めざるを得なかったという話は有名だ。クラクフ出身のカロル・ボイチワ大司教(故ヨハネ・パウロ2世)が1978年、455年ぶりに非イタリア人教皇として第264代教皇に選出された時、ポーランド国民は「神のみ手」を感じたといわれているほどだ。

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無神論主義者の「宗教団体」登録申請

 世の中には 様々なサプライズがあるが、今回紹介する話は当方にとっては最近ではヒット10に入るだろう。オーストリア無神論者協会(ARG)は宗教団体として文化局に登録申請済みだが、ARGが信奉する無神論者としての“宗教的実践”の内容を18日、明らかにした。これは文化局から登録申請の際に受けた補足質問に答える形で発表した内容だ。

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バチカンが「教皇の訪中」準備中?

 中国湖北省発武漢市発の新型コロナウイルスが世界を席巻して以来、ウイルスだけではなく、無数のフェイクニュースが流れているが、当方が信頼している海外中国メディア「大紀元」(5月13日)に、「ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が中国訪問を準備中か」というニュースが報じられていた。「大紀元」でなければ無視できるが、中国関連ニュースではおそらく最高級の情報源を有する「大紀元」が報じたとなれば、その真偽を考えざるを得ない。

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規制緩和を受け「教会」の礼拝再開へ

 中国発新型コロナウイルスの感染防止に取り組んできた欧州では5月に入り、外出制限、経済活動の停止、学校の休校などの規制措置を段階的に緩和する方向に動き出す国が増えてきた。信者が集まる日曜礼拝を中止し、オンライン礼拝に切り替えてきたオーストリアのカトリック教会は今月15日から日曜礼拝や洗礼など従来の宗教行事を再開する予定だ。

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チベット仏教指導者の解放を要求、米宗教の自由委が声明

 米政府の独立機関「国際宗教の自由委員会」(USCIRF)は24日、中国当局に拘束されているとみられるチベット仏教の指導者パンチェン・ラマ11世の解放を要求する声明を発表した。

 パンチェン・ラマは、チベット仏教のナンバー2に当たり、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が1995年に、当時6歳だったゲンドゥン・チューキ・ニマ少年を11世に認定した。

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八幡神社が全国に広がった理由

市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く

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新型コロナが進める「宗教改革」

 世界のイスラム教徒は23日、ないしは24日からラマダン(断食の月)に入る。1カ月余り続くラマダンはイスラム教徒の信仰生活では重要な5行(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)の一つだが、新型コロナウイルス(covid-19)が世界的に感染している今日、断食明けをイスラム寺院で迎えることは出来なくなった。

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「新型コロナ」vs「聖コロナ」

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(covid-19)は19日現在、感染者数240万人を超え、死者は約16万5000人を出すなど世界で大暴れだ。その新型コロナウイルスの「コロナ」の語源はラテン語から由来し、花冠、輪、王冠を意味することはよく知られているが、アルプスの小国のローマ・カトリック教国オーストリアやドイツでは「聖コロナ」の名前を付けた地名や教会がある。オーストリアのニーダーエステライヒ州のサンクト・コロナ・アム・ヴェグゼルもその一つだ。同国日刊紙「クローネ」日曜版(4月19日)で文化学者、ローランド・ギルトラー教授が「聖コロナ」(ギリシャ語では Stephana)の由来について報じていた。以下、その内容を紹介する。

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羊たちのいない教会の「復活祭」

 イタリアのフィレンツェ市は「屋根のない博物館」といわれる。街全体が世界遺産に登録されている。市内には歴史的文化遺産が散らばり、ウフィッィ美術館ではレオナルドダヴィンチの絵画、アカデミア美術館にはミケランジェロの「ダビデ像」が見られる。同市を訪れる観光客はタイムリープした気分を味わう。

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新型肺炎と「聖書の世界」を結ぶ数字

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(covid-19)は7日現在、世界で140万人以上を感染し、8万人を超える死者を出している。文字通り世界的流行(パンデミック)となった。発生源の中国を除くと、欧州と米国が目下、最大の感染地域となっている。

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