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極超音速ミサイル 敵基地攻撃能力で対北抑止を

 北朝鮮が年明け早々、無謀な武力挑発を繰り返している。変則軌道で地上レーダーでは捉えにくい「極超音速ミサイル」とみられる飛翔体の発射実験を5日と11日に行った。実戦配備されれば従来のミサイル防衛システムの網の目をかい潜(くぐ)る深刻な脅威で、断じて容認できない。日本は抑止力として敵基地攻撃能力の保有を進めるべきだ。

 正恩氏肝いりの開発

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リムパック参加に期待

台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(下)

中国が軍事侵攻してきた時の防衛戦略は。

 中国をゾウに例えるなら、台湾はアリだ。だが、アリは小さくても、たくさんいればゾウの足に痛みを与えることは可能だ。台湾軍は陸海空合わせて20万人前後と少ないため、できるだけ機動性の高い部隊をつくって中間線を守りたい。絶対に攻めて来られないようにさまざまなシナリオを考えている。

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進む中国の「洗脳」工作

台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(上)

中国による台湾侵攻の可能性をどう見る。

 中国人民解放軍には約200万人の兵力があり、中部、東部、西部、南部、北部の五つの戦区に分かれている。各戦区に約40万人いるといっても、台湾海峡を渡って侵攻するには、おそらく100万人の兵力が必要になる。

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危険な中国の極超音速兵器

元米太平洋軍統合情報センター作戦本部長カール・シュスター氏

中国による台湾統一の戦略は。

 現在実施している台湾を経済的かつ外交的に孤立させる試みが、中国にとって第1の選択肢だ。中国は世界第2位の経済規模を持つという強みを利用することで、台湾が統一を拒否することへの代償を与えられるからだ。

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尖閣・久場島で共同訓練を

元空将・東洋学園大学客員教授 織田邦男氏(下)

日本が今できることは。

 沖縄県・尖閣諸島に久場島という島がある。日米地位協定上は米国の専用射爆撃場だが、米中国交正常化前年の1978年に使用が凍結され、それ以降使われていない。まず今やるべきことは、この久場島で日米共同訓練を実施することだ。米国務省が凍結を解除すれば、

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ロシアを手本に無血占領狙う

元空将・東洋学園大学客員教授 織田邦男氏(上)

台湾有事の脅威はどれくらい高まっているのか。

 中国の習近平国家主席が中華民族の偉大な復興の夢を完結させるには、いずれ台湾を併合せざるを得ない。台湾侵攻があるかないかではなく、いつあるか、どのようにあるかだ。

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世論の分断を煽る「認知戦」

新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(下)

中国が台湾社会を分断するために仕掛けている情報戦、影響工作の深刻度は。

 日本の世論調査では「中国が嫌い」と答える人が8~9割に上る。韓国でも7割くらいいる。ところが、台湾ではその割合は6割台程度にとどまる。台湾人は中国の脅威下で生活しているのに、周辺国より中国を嫌う割合が低いのはなぜなのか。それは、中国が台湾に日々仕掛けている「認知戦」の影響だ。

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「斬首作戦」で一気に制圧か

新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(上)

 中国が台湾を軍事侵攻する可能性は、どの程度高まっているか。

 中国は今、国内の状況がかなり厳しい。独裁国家は国内情勢が厳しくなると、海外と戦争をして国内の注意をそらそうとする。

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日本に武力行使を期待も

米ランド研究所研究員 ジェフリー・ホーナン氏(下)

米国が介入を決めた場合、どのように台湾を防衛するか。

 在日米軍基地なしに作戦が成功することは考えられない。もし米国が空母やハワイやグアムなどからの航空戦力によって台湾防衛をする場合、弾薬の補充なしに行うことは困難だ。それには、グアムや空母に戻るより、日本の基地の方がずっと早い。

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中国 戦意喪失図る偽情報工作も

米ランド研究所研究員 ジェフリー・ホーナン氏(上)

台湾有事は差し迫っているか。

 台湾有事は「起きるかどうか」ではなく、「いつ起きるか」という問題だ。ただ、それがあと何年で起きるかを言うのは非常に困難だ。だからこそ、今のうちに考えるべきだという緊急性がある。

どのようなシナリオを想定するか。

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尖閣・与那国も紛争地に

前統合幕僚長 河野克俊氏(下)

台湾有事に米軍はどのように介入するか。

 米軍が台湾を助けるオペレーションを行うのであれば、中国に既成事実を作らせる前に迅速に介入しなければならない。情報戦のせめぎ合いの中で、軍事侵攻の兆候が見えた段階で米国はその体制を整えるだろう。

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併合の野望強める習主席 軍事・政治両面から侵攻模索

 台湾海峡情勢が緊迫化している。中国が台湾に侵攻する「台湾有事」はもはや、「起きるかどうか」ではなく「いつ、どのように起きるか」を想定しなければならない段階に入った。考えられるシナリオや求められる備えについて、日本、米国、台湾の識者に聞いた。

前統合幕僚長 河野克俊氏(上)

台湾有事の危険性が高まりつつある。

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迫りくる中朝露からの軍事的脅威

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄

 元航空自衛隊航空総隊司令官の大串康夫氏が10月21日、都内で「迫りくる危機に立ち向かう!~私たちの提言」と題して講演した。大串氏は、頻繁にミサイル発射実験を行う北朝鮮や、傍若無人(不法)に尖閣諸島沖で領海侵犯を繰り返す中国などを念頭に「(国民が)日本の置かれている状況を理解し、主体的な防衛意識を持つことが必要だ」と強調した。

多様なミサイルを開発

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宇宙作戦隊が訓練公開 衛星の接近状況などを解析

 航空自衛隊は30日、「令和3年度自衛隊統合演習(実働演習)」の一環として府中基地(東京都府中市)を拠点とする自衛隊の宇宙領域専門部隊「宇宙作戦隊」の訓練の様子を報道陣に公開した。作戦隊の活動内容が公開されたのは昨年12月以来で2回目。

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共同軍事行動を強化する中露

元統幕議長 杉山 蕃

 11月19日の前後にかけて、ロシア軍と中国軍の艦艇および航空機(爆撃機)が日本海、対馬海峡、東シナ海・宮古水道を共同で行動し、多くのマスメディアの報道するところとなった。このような共同行動は、昨年12月以来3回目(防衛省)とのことであるが、種々の観点から、注目する必要があり、所見を披露したい。

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高まる日本国民の安保危機意識

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ

 世界日報の貴重な紙面をご提供いただき、長年、私は読者の皆様に三つのことについて愚見を述べてきた。第一に日本に長期滞在する外国人として、そして近年は帰化日本人として日本国内のさまざまな出来事に関して、私のこれまでの経験などに基づいて私見を述べてきた。

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中国 予想上回る核戦力増強

 米国防総省は3日、中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書を公表した。中国が2030年までに少なくとも1000発の核弾頭を保有する意向を持っている可能性があると分析。米国の予想を超えるペースで核・ミサイル戦力増強を進めているとして、台湾の武力統一を実現するだけの軍事力が整いつつあるとの見方を示した。

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ロシア軍 極東にらみ増強

 ロシア国防省は10月下旬、時事通信など内外メディアに極東のカムチャツカやサハリン、ウラジオストク沖で行われた軍事演習の様子を公開した。海軍太平洋艦隊の潜水艦基地区域の立ち入りや最新鋭コルベット艦の乗船も許可するなど異例の公開ぶりで、アジア太平洋をにらむ極東のロシア軍の戦力の一端が明かされた。

 ▼潜水艦を追加配備へ

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台湾をめぐる中国空軍の動静

元統幕議長 杉山 蕃

 台湾をめぐる習近平中国国家主席の強硬発言、中国空軍機の威嚇的行動等、緊張が高まったような報道がなされ、注目を浴びている。今回は、中国空軍の動静を中心に私見を披露したい。

「習五点」の基本変えず

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日本のエネルギー安全保障と原子力発電の未来と課題を通じた考察-中村稔氏

元原子力発電環境整備機構専務理事 中村稔氏

 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤譲良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が23日、動画サイト「ユーチューブ」のライブ配信を通じて行われ、元原子力発電環境整備機構専務理事の中村稔氏が「日本のエネルギー安全保障と原子力発電の未来と課題を通じた考察」と題して講演した。

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高まるランサムウエアの脅威

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子

 ハッカーが機密情報ファイルを盗み出し、暗号化し、攻撃したデータを復元する代わりに身代金を要求する、ランサムウエア攻撃が世界規模で急増している。最近では、ハッカーが相手のデータを流出させ、それを脅迫手段とし、二重に恐喝を行う事例も増えている。暗号化は復元が可能であるため、被害者側が譲歩、つまり身代金を払う特別な動機付けになる。

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「日本ではスパイ合法」スパイ防止法制定を訴え・東京

 中国などへの情報流出を阻止するため、スパイ防止法の早期制定を求める集会(主催・英霊の名誉を守り顕彰する会)が10日、東京都千代田区の星陵会館で開かれた。4人の講師が登壇し、スパイ活動に対し脆弱な日本の状況やスパイ防止法の必要性を呼び掛けた。

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中国軍機侵犯  台湾統一の威嚇は極めて危険

 台湾が設定する防空識別圏(ADIZ)への中国軍機の侵入が急増している。今月に入って1日の侵入数で過去最多を相次いで更新し、4日には戦闘機や爆撃機など延べ56機、同日までの4日間だけで延べ149機に上った。中国軍機は、日中だけでなく夜間も侵入するなど攻撃態勢を示威して軍事的圧力を強めている。断じて許されない行動である。

東沙諸島付近の上空往復

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