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[地球だより] rss

ベートーべン「歓喜の歌」をーオーストリアから

 今年はベートーべン生誕250周年。新型コロナウイルスの感染拡大がなかったならば、欧州各地で今ごろ、生誕250周年を記念するイベントやコンサートが開催されていただろう。

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蛇の神様に祈るお祭り-ネパールから

 25日は、蛇の神様のお祭りである「ナーグパンチャミ」だった。ヒンズー教でナーガは蛇神を意味する言葉だ。ネパール全土で、この先1年の家内安全・無病息災を祈願した。今年、特にコロナ事態の早期収束を祈願したことは言うまでもない。

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多目的駐車場-イスラエルから

 先日、アパートの入り口に張り紙がしてあったが意味がよく分からず日付だけが読み取れた。以前も同じようなことがあり、知らずに過ごしていたら、実は駐車場をウエディング会場として使うというお知らせだった。他の住民は「避難」していたが、うちの家族だけアパートに残っていたため、夜中までウエディングの大音響に悩まされた覚えがある。

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子供の外出制限でキッザニア閉鎖-フィリピンから

 フィリピンでは新型コロナウイルス対策の外出規制が徐々に緩和され、経済活動も再開し、街中に活気が戻ってきた。しかし依然として規制の直撃を受けている産業もある。

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授業料減額勝ち取った母親たち-ブラジルから

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないブラジル。ほとんどの公立学校で今も全面休校が続いているが、私立学校の多くではグーグルクラスルームやズームなどのアプリを利用したリモート授業が行われている。  ブラジルの私立学校の授業料は、平均給料と比較するととても高い。それでも、公立学校との教育格差があまりにも大きいため、家計負担をいとわずに子供を私立学校に送っている親は多い。休校やオンラインに授業が切り替わったこと、さらにコロナ禍で収入が減少した家庭が多いことから、多くの私立学校で授業料の減額や一部返還を求める声が上がっている。

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就学支援のコロナ対策-フランスから

 フランスでは14歳未満の小中学生がいる低所得者層の家庭に対して、これまで子供2人いる家庭に対しては毎年9月の新学期に向け、約9万円の就学手当が給付されている。政府はコロナ禍の経済対策の家庭支援として子供1人につき100ユーロ(12000円)増額することにした。  毎年、新学期を前に学習教材など就学に必要な物を買い揃(そろ)えるのにフランスは援助を行っている。今年は、それを増額することで消費を促そうという方針だ。昨年、新学期手当の対象になったのは約300万世帯で、今年は対象家庭がコロナ禍で増えることが予想される。

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死者として生きる修行者サドゥ-インドから

 インドの魅力は、そのアクの強さだ。文化と宗教を持ち、悠久の歴史を刻んできたのだから、やわな現代人は圧倒される。

 そのためインドを訪問する人には拒絶反応を示し二度と行かなくなる人もいる一方、何度も足を運びディープな付き合いをする人もいる。私は後者で、インドにはここ四半世紀で12回ほど訪問する機会をつくった。

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長引く自粛、体力に衰え-イスラエルから

 イスラエルでは、新型コロナ第2波が始まったようだ。学校や幼稚園が全面的に再開され、レストランやパブなども徐々に制限が緩和されていたが、エルサレムの高校でのクラスター発生を皮切りに、都市部の多くの学校が再閉鎖され、6月には1万人以上の教師や生徒が自宅隔離となった。  一時は1桁までに減っていた1日当たりの感染者数は、ここ1週間のうちに平均で1000人を超え、スポーツジムやプールなども再閉鎖、路線バスの乗客制限も再び始まった。

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朝鮮動乱の英雄逝く-韓国から

 今年、勃発から70年になる朝鮮戦争(1950-53年)に韓国陸軍の師団長として参戦し、最前線で活躍した伝説的人物、白善燁予備役大将が亡くなった。北朝鮮軍の陣地に自ら先陣を切って攻め込む時、「もし私がひるんだら後から撃て」と言い残し、見事に敵を撃破したという武勇伝は有名だ。

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国外との往来が解禁-フィンランドから

 フィンランド政府は、欧州連合(EU)のうち新型コロナウイルス感染が抑えられている国との往来を13日から許可する。コロナ感染で閉じていた国境がようやく開かれつつある。しかし、西の隣国のスウェーデンや東のロシアの国境は閉じたままだ。スウェーデンはいまだに感染が抑えられていない。フィンランドで感染の「第2波」が始まるとしたら、スウェーデンとの往来が始まる時だという警告もある。

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ちょっとしたお祭り気分-米国から

 新型コロナウイルスの流行を受け、パレードや花火大会が各地でキャンセルされた今年の独立記念日は、盛り上がりに欠けた一日だった。  しかしその日の夜、自宅アパートの外が急に騒がしくなった。庭で若者たちが次々と花火を始めたのだ。

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バッタの来襲に皿が鳴る-ネパールから

 新型コロナウイルス禍の中にあるネパールにも新たな招かれざる珍客が来襲した。アフリカ発のワタリバッタの大群である。トノサマバッタに似たバッタで、6月27日にインドを経てネパール南部に達したこのバッタは、翌28日には、カトマンズ南部まで到達し、7月に入るとカトマンズ中心部にまで進出してきた。  バッタの群れを追い払うため、市民の間にどこからともなく「皿を叩(たた)く音を鳴らせば寄せ付けない」との情報(?)が流れ、カトマンズ市内でも人々がこぞって外に出て皿を叩いている姿が散見されている。

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世代で評価分かれるパスタ-トルコから

 わが家で餅を好むのは、家内と私ぐらいで子供たちはそれほどでもない。  古い世代は昔、おやつ代わりに食べていた餅だから、胃袋だけでなく心も満足するものだが、新世代の人々は洋菓子も和菓子もいろいろあるうちの一つにすぎない。

 その点、トルコでは餅こそ見掛けないが、パスタなどモチモチ感があって私などは共感を覚える。

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韓国語は手ごわい!-韓国から

 近年、留学や駐在、現地の人との結婚でこちらに住む日本人は随分増えたが、外国暮らしでまずぶつかるのが言葉の壁だ。幸い日本人にとって韓国語は割合習得しやすい。語順が日本語と同じで、ハングル文字も漢字に置き換えられる単語が多く、意味を推測できる。

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コロナで姿消すジプニー-フィリピンから

フィリピン庶民の足としてだけでなく、文化の象徴にもなっていた公共交通機関のジプニー(同国の乗り合いタクシー)が新型コロナウイルス感染対策で姿を消そうとしている。

 問題は車内でのソーシャルディスタンス(社会的距離)の維持だ。狭い車内に乗客が向かい合わせで座るため、どうしても濃厚接触となってしまう。

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日系人が築き上げた「信用」-ブラジルから

 知人にブラジルに移住して20年になる日本人夫婦がいる。こちらに来た当初、親しい知人や親族がいないため、すべてが分からないことばかりで多くの障害にぶつかったという。  まず最初の壁が住む場所を探すことだった。ブラジルでは、賃貸契約を結ぶ場合、持ち家などの固定資産を持っている保証人が必要となることが多い。知人夫婦もそれで苦労したのだが、ある大家さんが「保証人なしでもいいよ。日系人は信用できるからね」と言い、住む場所を確保できた。

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隣国内戦が影響した銃社会-タイから

 タイは米国同様、銃社会だ。人口6900万人に対し、銃の数は1000万丁とされる。  徴兵制のあるタイでは、男性の多くは銃の扱いには慣れている。ただ、銃所持となると免許制となっており、日本での猟銃同様、合法的所持は当局の管理下にある。

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ルールは守って-イスラエルから

 コロナ禍の規制緩和が進むイスラエルでは、レストランやパブ、カフェも開店し、待ってましたと言わんばかりに人々が押し寄せにぎわっている。しかし、マスクを着けた客はほとんどおらず、ソーシャルディスタンスはどこへ行ったのかというくらい混み合っている。感染対策にはマスク着用が最も有効であるとの政府の呼びかけを、人々は全く意に介していないようだ。  先日、エルサレム中心街のカフェで久しぶりのコーヒーを楽しんでいると、店員から「飲みながらでも顎にマスクを着けて」と言われた。各都市では、マスク着用の取り締まりが強化され、忍者のように木陰に隠れてまで、警察官が容赦なく反則切符を切っているという。

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めぐみさんの義母の思い出-韓国から

 こちらでは結婚した両家の親同士を「サドン」と呼ぶ。一昔前までは年齢に関係なく嫁の親が婿の親に気を遣うのが普通だったが、最近は友達同士のように親しくなって、一緒に旅行に行くことも珍しくなくなった。

 ただ、それでも財力に格差があると、どうしても「ある」方が「ない」方より格上で、子供たちの新婚生活や両家が関わる行事などでは発言権を持っている。こんなとき、「ない」方はストレスがたまるものだ。

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ベリー摘みのシーズン-フィンランドから

 フィンランド人は自然の恵みを受けながら生活している。森林面積は国土の73%で世界一の森林国に住んでいるからだ。特に、その恩恵をたっぷりと堪能できる夏から秋にかけて、人々は「ベリー摘み」をする。

 房なりのブルーベリー、ビルベリー、赤いリンゴンベリー、小さなイチゴみたいなラズベリーなどのベリー摘みは、国立公園であろうと私有地であろうと、特別な制限も許可もなく誰でも森に入って自由にできるのだ。

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少しホッとする外出の光景-米国から

 米国で外出制限の緩和が進む中、徐々に外出する人が増えてきている。  筆者の住むバージニア州北部は、経済活動再開の第1段階に入った。小売店は入場制限した上で開店できるほか、飲食店は屋外席で客にサービスを提供し、理髪店は完全予約制で営業できるようになった。

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国民は都市封鎖を支持-イタリアから

 6月に入り、新型コロナウイルス感染がピークアウトしたことを受け、欧州では3月中旬から施行してきた規制を緩和し、国境制限も段階的に解除する国が増えてきた。一時期、欧州最大の感染地だったイタリア北部ロンバルディア州でも段階的だが措置が解除されている。

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腕自慢の伸びーるアイス-トルコから

 トルコ最大の都市であるイスタンブールは、暑くなってきたこの時期、そこら中にドンドルマ売りが道にあふれる。しかも売り子は男性ばかりで、ますます暑さが増してくる。  このドンドルマとはトルコ風アイスのこと。公園のベンチにいい年をした男性2人が、これを頬張っている姿は、多分、他国では見ることができない光景だろう。

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