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[地球だより] rss

サプライズ好きな人々ーイスラエルから

 コロナ禍で都市封鎖中だった先週、近所の友人に呼ばれた。半年ぶりに会うのでケーキを焼いていった。

 ドアをノックして開けた途端、思いがけず親族の集まりに出くわした。友人の兄弟姉妹たちが円になって座っていた。テーブルには幾つもの手作りケーキや果物が並んでいる。友人のお姉さんに促されるまま椅子に座った。

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仕事を掛け持つ若者たちー韓国から

 最近、こちらの若者たちの間で流行り始めた新造語に「Nジョブラー」というのがある。複数を指す「N」に仕事の「ジョブ」、これにerを付けて二つ以上の仕事をする人のことをこう呼んでいる。コロナで収入が減り、副業をせざるを得ない人たちはもちろん、収入アップを目指す人も「Nジョブラー」の仲間入りを果たそうとする。社員は生涯同一の会社に身を置き、会社も社員の面倒を最後まで見てくれる時代は過ぎ去りつつあるようだ。

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オンライン授業でカラオケ禁止ーフィリピンから

 コロナ禍による学校での対面授業の禁止に伴い、オンライン授業が10月から開始されたが、初の試みにトラブルが相次ぎ、マニラ首都圏の各地自治体は問題解決に神経を尖(とが)らせている。

 フィリピン社会は騒音にかなり寛容で、家の庭や軒先でパーティーを開催し、カラオケを熱唱する光景が普通に見られたが、それもコロナ禍で一変しつつある。

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地獄絵図のような森林火災ーブラジルから

 ブラジルは今年、半世紀ぶりとも言われるうだるような暑さと旱魃(かんばつ)に襲われている。中西部と北部を襲う深刻な旱魃は、今後何年も続く可能性が指摘されており、アマゾン熱帯雨林や世界最大の湿原であるパンタナルでは、歴史的な森林火災が大問題になっている。

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テレワークがストレスにーフランスから

 とうとう大手コンサル会社に勤めるフランスの友人が新型コロナウイルスに感染した。ところが20年以上トライアスロンを趣味にしている40代の彼は、自宅隔離期間中もピンピンとしていて、すでに出社している。

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コロナ探知犬の活動開始ーフィンランドから

 ヘルシンキ空港に特別に訓練された10匹の犬が新型コロナウイルスの匂いを嗅ぎ分けるために配置された。乗客は採取キットで指示に従い皮膚を拭き取り、指定された容器に落とし、それを空港のコロナウイルス探知犬が嗅ぎ分けるというわけだ。

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空が見える仮庵の屋根ーイスラエルから

 イスラエルでは、10月2日の日没からスコット(仮庵祭)が始まった。ユダヤ暦新年から続く年中行事は全て、コロナ禍による都市封鎖の下で行われている。

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餅の食べ方いろいろー韓国から

 旧暦8月15日は秋夕(チュソク)と言って年に2度ある大きな祝日の一つだが、どの家でもご先祖様への供え物用に多くの料理が振る舞われる。その際に欠かせないのが松餅だ。米粉から作った生地にナツメやゴマなどの具を入れて半月状にし、松の葉を敷いて蒸して作る餅だ。通常は白い餅だが、生地をこねる時によもぎなどが使われ、深緑色に仕上げたりもする。くどくない甘さがクセになり、ついついたくさん食べてしまう。

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健康志向に商機ありータイから

 タイ赴任時、バンコクは日本食ブームに沸いていた。回転寿司だけなく、和食レストランは目白押しだった。コンビニにはラップに包まれた握り寿司もあった。

 ただ、緑色のペットボトルに入った緑茶には驚かされた。タイの緑茶には砂糖が入っていて、甘いのだ。

 健康志向が日本食ブームに火を付けたはずなのだが、糖分だけは外せないらしい。タイ人にとって飲み物は甘くないといけないという固定観念にも似たものがあった。

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待ち時間のストレス軽減ー米国から

 米国で筆者は年に1回、運転免許の更新をしている。新型コロナウイルスの感染拡大によって、今年の手続きは例年と違うものになった。

 筆者と妻の免許は今年5月が期限だったが、10月末まで延期されることになった。そこで、感染が少し落ち着いた7月上旬ごろ、更新の手続きをしようとした。

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ウィーンフィルの野外コンサートーオーストリアから

 新型コロナの拡大のために5月に開催予定だったウィーンフィルの恒例の野外コンサートが18日夜、シェーンブルン宮殿庭園で開かれた。9月の野外コンサートは少々寒く、招かれたゲストにはちょっと辛かったかもしれない。

 今回のテーマはリーベ(愛)だった。指揮者はロシア人のヴァレリー・ゲルギエフ氏。プログラムによれば、リヒャルト・シュトラウス、ワーグナー、プッチーニ、オッフェンバック、ドクトルジバゴのテーマなど。アンコールに、ミュンヘンのテノール歌手ヨナス・カウフマンさんが『ウィーンわが夢の街』を情熱的に、情緒豊かに歌った。最後は、ウィーフィルがヨハン・シュトラウス2世作曲の『ウィーン気質』の演奏で締めくくると、ゲストの拍手はいつまでも鳴りやまなかった。

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線路の行き着く先は中印ーネパールから

 ネパールでは21日から国内線の運航が再開されたが、空港では体温測定や手指消毒の実施はもとより、行き先によっては書類への署名が必要である他、72時間以内に証明されたPCR検査の陰性結果の提示が義務付けられている。移動もまだまだ簡単でない状況だ。

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ロックダウンの新年ーイスラエルから

 イスラエルはユダヤ暦なので、新年の日付が毎年違い、今年は9月18日の日没から始まった。いつもと違うのは、同時にコロナ禍のため全土でロックダウン(都市封鎖)が始まったことだ。4月の過ぎ越し祭の時にも全土で都市封鎖が行われた。最も重要な年中行事が毎回、都市封鎖と重なってしまったのだ。2度目のロックダウンを行うのは、イスラエルが最初の国だそうだ。

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PC配達サービスが登場ー韓国から

 若者を中心にオンラインゲーム好きが多い韓国には、街の至る所に「PC房(バン)」と呼ばれるネットカフェがある。その多くは雑居ビルの一角に陣取り、高性能コンピューターをズラリと並べて営業している。

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危機に瀕するサービス業ーフィリピンから

 3月から数カ月にわたって新型コロナウイルス対策のロックダウンを続けてきたフィリピン。依然として数千人単位の感染者が毎日確認され収束とは程遠いが、医療危機を脱しつつあり、政府は規制緩和し経済活動の再開に舵(かじ)を切っている。

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日系人が積み重ねた「無形資産」ーブラジルから

 先日のことだが、用を足すために車で出掛けた際、走行中にいきなりエンジンが止まってしまった。後続車の邪魔にならないようにと、取りあえず一人で路肩まで押した。しかし、普段は利用しないエリアだったために助けを呼ぶにも勝手が分からず、近くの修理工場も週末で閉まっていた。

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バカンスで消費拡大ーフランスから

 悪いニュースと朗報が交錯している。

 悪いニュースは9月に入り、一日の新型コロナウイルスの感染者数が7000人から1万人と過去最大規模になっていることだ。

 一方、朗報は8月のバカンス期、消費が大幅に伸びたことだ。国民の消費の増減を計る指標の一つ付加価値税収が前年から5%も増加した。ロックダウン(都市封鎖)の外出制限で落ち込んでいた消費が、例年の水準に回復したことを意味する。

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ユートピアのような時短論争-フィンランドから

 世界最年少の女性首相として何かと注目を集めているサンナ・マリン首相だが、8月下旬、世界のメディアを騒がせる出来事があった。世界のメディアが「フィンランドのマリン首相が週休3日制、1日6時間労働を計画、検討中」と報じ、首相は「あくまでもアイデアの段階にすぎない」と驚き、政府として何ら議題にも挙がっていないと報道内容を否定した。

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コロナ禍で銀行も閉鎖ーイスラエルから

 先日、行きつけの銀行で、見慣れない警備員が中から出て来て「閉まってる」という。いつ開くのか尋ねると、「来週」と言いながら、入り口に貼ってあるヘブライ語で書かれた紙を指さした。意味が分からず尋ねると、行員がコロナに感染し閉鎖されたことが理解できた。他の支店は通常通り営業しているという。

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社会的距離を取る難しさー韓国から

 ソウル中心部で行われた集会をきっかけに再び拡大してしまった新型コロナウイルスの感染。首都圏では感染防止に向け社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)を置く勧告段階が「2・5」に引き上げられた。と言っても厳密に「2・5」という段階があるわけではなく、「1」から「2」に引き上げても目立った効果がなかったので、最終段階である「3」まで引き上げずに済むよう「2」を強化して市民の注意を喚起しようというものだ。

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古刹伝統の薬草サウナーラオスから

 ラオスでは伝統的に薬草サウナが盛んだ。今では大抵の町に、観光客用のサウナ&マッサージ店が出店するようになったが、昔はお寺の中に医療施設として置かれていた。

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食事を届けるスクールバスー米国から

 新型コロナウイルスの流行により春以降、学校が閉鎖されたが、その後もスクールバスは平日の5日間、近所にやって来る。子供を運ぶ代わりに、今では子供たちに無料の食事を届けているのだ。

 バスは午前11時すぎ、筆者の住むアパートの敷地前に来る。そこでバスに乗ってやって来た職員から、親や子供らが順番に食事を受け取る。

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「神に出会う人」が増えるーベルギーから

 ベルギーのローマ・カトリック教会では過去10年間、成人になった後、神を発見し、洗礼を受ける人が増えているという。バチカンニュースが8月24日、報じた。新型コロナウイルスの感染拡大で自身の命ばかりか、社会、国家の未来に対して不安が高まっている。これまで忘れていた神の存在について考え直し、教会の門を叩(たた)く人が増えてきたのだろうか。

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